第4話
出来上がったシチューを配る。シチューは温かく、とても美味しそうに出来上がった。
「皆ー!ちゃんと並んでー!!」
「「はーい!」」
しかし、ちゃんと並んでくれる子とそうでない子に別れてしまった。
「ちゃんと並んだ子にしかあげませんよー!」
と、言うと皆ちゃんと並べたので配ってゆく。
「たっくさん!入れてほしいです!」
メアリーは眼をキラキラさせてシチューを見ていた。
「おかわりもあるから慌てなくて大丈夫よ!」
「はーい!」
メアリーは明るくかわいらしく返事を返した。皆に配り終えてから周りをみるとリースだけもらいに来ていなかった。
「リース、来てくれたのね!ありがとう!シチュー、嫌い?」
「………別に。」
「じゃあ、食べてみて。」
セレーナはシチューを差し出した。リースはちょっと迷ったが受け取ってくれた。ほのぼのとした時間が過ぎていった。
リースはシチューを食べると元のねぐらへ帰ってゆく。
「リース、また来てね。いつでも待ってるわ。」
「………」
こくりと頷きリースは去っていった。
「お嬢様、どうかしましたか?」
リースの去った後を眺めていると、レオに話しかけられる。
「あ、レオ、リースはどうしてここに住みたがらないのかしら?」
「リースは警戒心の強い子で、なかなか心を開いてくれないんですよね。」
「そう。」
「特に貴族を毛嫌いしてました。」
「え?私何かした?!」
「違います。過去に嫌な事があったそうで、詳しくはしらないですけど……」
その日はリースのことを考えながら就寝した。




