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第10話
公爵の悪事が明るみにでて子供達は解放された。しかし、地下室はもっと酷かったそうだ。子供の弄ばれた死体の山、灰になった子供等が隠されていたらしい。聞くだけでおぞましい事である。
「お嬢様が無事で良かったです。」
「レオ、ありがとう。」
「もう!無理しないでください!一方間違えばお嬢様だって……うっ、想像したくないです。」
「私もよ。おぞましい光景を想像したくないわ。ここにいるのはレオのおかげよ。ありがとう。」
「いえ。」
頭の怪我が治ってからセレーナは施設へ戻る。公爵の施設の子供を預かったので人数が増えていた。
「皆!ただいま!そして初めましての人は初めまして!」
「わーい!セレーナ様だー!」
「おかえり!」
「初めまして!」
皆から温かい言葉で迎えられたのだった。
☆☆☆☆
「ところで、労働者は見つかりましたか?」
「それが、なかなか見つからないのよね。」
「うーん、なんででしょう?」
「セレーナさーまー!遊んで遊んで!」
ナナが絵本を読んでほしいとせがんできた。
「僕が、読みますよ。」
「レオ文字を読めるの?」
「練習したんです!」
レオはドヤ顔でそう言うと絵本を読みはじめた。
気がつくと周りにはたくさんの子供達が集まっていた。




