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神への挑戦権  作者: 瑠奈
1‐挑戦権
3/3

挑戦権の噂

________________________

―主人公目線―


「ねぇねぇ。知ってる?」



『なにが?』



「最近、こんな噂が出回ってるらしいよ?」



『どんな?』



「確か、数十年に一度一人だけ神への挑戦権が与えられるんだって。しかも、異世界の!」



『ふ~ん』



「反応薄い!」



『だって、あり得ないでしょ』



「まぁ、確かにそうだけどさー。夢見たって良いじゃん!神への挑戦権ってことは、もしも神様に勝てたら何かご褒美があるかもじゃん?」



『そうかもだけど、逆にどんなご褒美があんのよ』



「うーん。やっぱり異世界を好きにできるとか?」



『まさかの神様権限』



「逆に、他にどんなのがあるのよ!」



『知らないよ。まずそんなのあるはず無いんだから考えるだけ無駄でしょ?』



「うっわー。残念すぎる程の現実主義!」

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