表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

まずは日常をポエムみたいにするのが王道でしょ

初めての小説です!分かりにくい文だったり、人物の説明不足だったりがありますけど、一生懸命書きました!ぜひ最後まで見てください!


ギーンゴーンガーンゴーン

昼休みのチャイムが鳴った瞬間、教室はまるでスイッチが入ったみたいに騒がしくなる。


みんな弁当を広げ、スマホを出し、このアニメ面白くない?とかゲームしようぜとか友達と笑い合っている。

そんな中、僕は窓際の席で、ただ空を見る。

風の流れを感じ、鳥の羽ばたきを鑑賞する。

ここでポイントなのが表情に、クラスを意識してる雰囲気を出さないこと。

心が落ち着くし、わちゃわちゃ騒いている馬鹿どもと次元が違うという優越感にもちょっと浸れる。

「フフッ、今日も空は美しいな。」

皆に絶対聞こえないぐらいの小声でかつ、ちょっと微笑むようにささやく。

完璧すぎてきもちい!


「おーい鳳!まーた空と会話してんのか?」

「わーお。急に喋りかけんなって。なんか、肩ポンとかしてって。」

優越感に浸っている僕に声をかけた主は佐久間扶郎。

クラスのムードメーカーで、高校から仲良くなった僕の数少ない友達の一人だ。

「しかも別に、話してねぇから。ただ空を見てこいつらを見下し、優越感に浸ってるだけやで。」

僕の一連の行動を説明すると、扶郎は顔を引きつり始めた。

「じょ、冗談だろ?一人でそう思うのか?なんかあったん?失恋でもしたか?」

若干僕にひきながらも、僕の机に自分の弁当を置いてくる。

陽キャというのはすごいな。すぐ人の居場所にグイグイ来てくれる。

「失恋だと?僕がもしそうならこの学校は相当やばいぜ。なんてったって僕の好みは異世界コスプレした美少女だからな。」

「そして、スタイル抜群。とくに、足がね。足はね大きくないと。むほほ。こんなのがいたら俺でさえ惚れちゃうな。」

そう、こいつもなかなかに僕と同じ血を通わせている。かなりの猛者プレイヤーだ。

まあ、じゃないと僕と友達なんてやってけれんか。

ガハハ。

「まあ所詮フィクションフィクション。それがいたら、おれは空となんか話しませんよ。」

数少ないといったけど、ぶっちゃけ友達というか話していておもしろい人ってそんなに多くないと思う。

むしろ、それで多かったら大変だろう。

だから、数の問題じゃなくて気の合うやつらとの関係値を重視した方がいいと僕は常々思うんだよなぁ。

って、あれ?僕っていつから数より質になってたんだっけ。

小学生の頃は友達いっぱいいてそれがえらいんだって、すごいんだって思っていたのに。


「…―い、、おーい!鳳さんきこえていますかー?」

「うぇ?あ、ああごめん。ボーっとしてた。」

いけない、無意識にかっこいい妄想をしてた。

僕としたことが、自分でおさえきれない—。

「ったく。お前、どうしたんだよ。最近おかしいぞ?」

「んー。そんなことないと思うんだけどな。」

まあたしかに、ずっと感じている違和感はある。

まあ、妄想が膨れるだけで日常生活に支障はないんだけど、モヤモヤするんだよな。

「そんなことより、扶郎。お前こそ最近どうなんだ?」

「どうって何が?」

「僕は知ってるぞ?おぬしが栄花のこ…っどべ、ぶびやー!」

僕が名前を言ったコンマ数秒の間に、椅子をガッと引いて、僕の口をふさいだ。結構キツくね。

こんな実況を脳内でしていても現実世界は動いている。本格的に口を抑えられて苦しい・・・てか、反応早・・・

「な、な、何で知ってんだよ!」

扶郎が顔を赤らめ、米粒を飛ばし、僕の口を抑えながら質問する。

「もめん!もめん!ままぐだぬふて!」

「あ、すまん。」

「ウー苦しかったー」

動揺する姿が見たくて思っったけど・・・なんかごめん。

「話す内容そんなにないからいいかなぁーって思って。」

「とはいってもド直球すぎだろ。あと、声も大きかったし。ちょっとまわり考えてよ!」

確かに、若干クラスの視線がうちらに集まっている気がする。

というか、多分この理由は扶郎が思いっきり僕の口を抑えたからだと思うが・・・違うかな?

「すんません。」

「てか、なんで知ってるんだよ。」

うーん、これはどう返事するべきなんだろうか。

「えーっとね、そういうところ。」

「どーいうところなんでしょうか?」

こういうところだよ。全く。分かりやすいところが悪いところでもありいいところなんだよなぁ。

僕とはね本当に違いますよ。かわいげがあるというか、愛嬌があるっていうか、とにかくいい奴なんだよなあ。

これが陽キャなのか。んー、解せぬ。

「自分で気づけ―。」

「くー、胸糞わりぃ。とりあえず、このことは内緒にな。」

ところで、恋話とか校則違反とかで、”このことは秘密な”って言われて、ばらさない人ってそうそういないよね。僕は、すぐバラす派だけど、今回は親友と親友同士のわだかまり(?)だから何とも言えなくて悲しいなあ。ガハハ!

「応援してるぞー。」

扶郎と僕は昼休みが残り半分に差し掛かったことに気づき、急いで弁当を食べた。

人物の説明は後にどんどん明かされるので気を長くして待っていてください!次話もぜひ見て行ってください!

追記2025/12/29:なるべく毎日投稿できるようにしますが、登校日は不定期です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ