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翌日の朝、目覚めると
目を覚ましたオレは、鏡を見て愕然とする。
夢の中にいた自分が、鏡に映っていた。
頬をつねるオレ。
「痛い」
手を放して、オレは生徒手帳を確認する。
そこには鏡に映る女の子の写真があった。
体を確認しても女の子で、オレため息をつく。
「ご飯よー」
親の声が聞こえ、オレは時計を見ると慌てて着替え出す。
たどたどしい手つきで下着を身に着け、着替え終える。
髪にブラシをかけ、階段を下り、洗面台へ向かう。
(あれ?今日は創立記念日のはずじゃ……)
寝ぼけた顔を水で洗い、オレはさっぱりする。
水の冷たさが気持ちよく感じたのか、再度顔を洗うオレ。
化粧水を軽く手につけ広げ、顔全体になじませる。
鏡で顔を確認して、オレは気づく。