表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

トウキョウナイト~ニキの物語~

作者: 芹沢ジュネ

東京の街は眠らない。

午前1時になっても多くの明かりが人々を照らす。



ニキは15歳。発達障害がある。そのせいもあって子供に見える。


ニキは家を追い出されたばかりだ。



1時間前...


ニキは怒った。ママがチョコレートをにきから奪い取って、「ダメよ。」と言ったから。


ニキは自分の思い通りにならないとすぐに、いらだち、怒ってしまう。


あきれたママは、ニキを追い出してしまった。


ニキは勢いのまま、電車に乗って、新宿まで来てしまった。もう終電はない。


この夜は雨が少し降っていた。

ニキはフードをかぶって、とぼとぼと歩く。


雨の音と酔っ払った人々の声が騒音になってきて、ニキは走る。


ニキは高架下に逃げて、疲れて、眠ってしまう。



「ニキー。ニキー。」

ママの声がして、目を覚ます。


「ママー。ごめんなさい。」

「私こそごめんなさい。」


ママはニキにチョコレートを渡した。


二人は笑って、手をつないで、雪になった東京の街を歩く。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ