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ななこの物語(1)

『まえがき』

                     ななこ


 普通、小説にまえがきはない。それはたぶん、物語に入り込む妨げになるからでしょう。でも私は、あえてここに『まえがき』を書いています。それはもちろん、必要だと考えたからです。


 まず、この『ナコの物語(上)』は、ノンフィクションです。もし、このように事前に断っておかないと、当然のようにフィクションだと思ってしまうでしょう。「おもしろければどっちでも関係ないじゃないか」と思うかもしれません。でも、実際に起こったことだと伝えることで、皆さんが、いつもより具体的に想像しながら読んでくれるのではないか、と考えたのです。そして、この『具体的に想像する』ことが、この上巻に続く『ナコの物語(下)』においてとても重要になってきます。(ちなみに、『ナコの物語(下)』はフィクションです。)


 もちろん、ノンフィクションと言っても、私の覚えている範囲でノンフィクション、ということにはなります。できるだけ、事実やそのとき感じていたことをそのまま書いたつもりですが、詳細については、異なるところもあるでしょう。でも、私自身は、どれも実際に起こった出来事だと信じています。


 何を言っているのか、まだ理解できないと思います。でも、おそらく、物語の中盤あたりまでには、なんとなくその理由に気づきはじめているのではないかと思います。少なくとも、最後まで読めば全員その理由がわかります。


 それと、断っておきたいのは、いつもより具体的に想像することによって、物語が一段とおもしろくなる、というような仕掛けはしていないということです。物事の一つ一つが伏線になっていて、最後にあっと驚く回収があるから隅々まで見逃さないように、ということもないです。いつものように読んでもらっても、読む側にとってのデメリットは一切ありません。面倒だと思ったら、いつも通りに読んでいただいてかまいません。でも、もし余裕がありましたら、ご協力お願いします。


 長々とすみません。次節からが本編となります。

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