教室で殺戮。始めちゃおうかしら?
高2の春だった。
クラス替えと同時に「ヤツ」がやってきたのは。
「始業式だるかったな、さっさと帰らせてくれよ。こっちはフロアボスの相手をしなきゃならねーんだからな。」
クラス替え後の騒がしい教室の中で和田良太は言った。
「まあそうカッカすんなって良太。今年はうちのクラスに転校生が来るらしいぞ?」
こいつは赤嶺隆行、小学校からの付き合いで今年は同じクラスになってしまった。いわゆる腐れ縁ってヤツ。隆行は度胸があって人望がある。みんなから頼られる存在だ。しかもモテる。
「へー転校生か。可愛い子だといいけどな。」
「まあそれは来てからのお楽しみだな。」
すると直後、ドアが開いて担任が入ってきた。
「はいそれでは皆さんお待ちかねの転校生の紹介をします。入ってきなさい。」教室はざわめいた。
入ってきたのは眉目秀麗の黒髪ロング美少女だった。
「こんな美人だとはな。、学校生活が楽しくなりそうだ。」隆行は言った。
「うん。確かに美人だね。でも…」
僕には少し気がかりな部分があった。
なんで左右の目の色が違うんだろう。よく見れば彼女は左目が黒で右目が金色だ。カラコンを入れているのだろう。しかもスカートのポケットから見えるのは…これは…ハサミか?
なんかアブナイ人のような気がする。
そうこうしている間に転校生は教壇に立って言った。
「血が足りないわね豚共。」