七話
短いです。ネタがないから仕方ないんです。
しばらくして体は治った。
全力疾走できるまで回復した。
すぐに、あの駄菓子屋に向かった。
これでまたミコに会えると思った。
また一緒に散歩が出来ると思った。
駄菓子屋に着いた俺は、足の力が一気に抜けた。
シャッターが下りていた。
時間帯とか曜日ではなく、シャッターに張り紙がしてあった。
店のおばちゃんの体調不良で、しばらく店を休むとのことだった。
もちろんミコはいなかった。
10分ほどそこで意識を飛ばしていると、ふと、あることを思い出した。
ミコと行った公園と、小さなコンビニだった。
もはや、これに賭けるしかなかった。
どちらかにミコはいると思わなければ、おかしくなってしまいそうだった。
まずは公園に向かった。
砂場も滑り台も木製のベンチも、全部調べた。
いなかった。見つからなかった。
きちんとミコと歩いたルートを進んできた。
コンビニにも走った。
相変わらず人通りは変わっていなかったが、小さなコンビニが大きく見えた。
中に入ると、いつもの店のおじいちゃんがレジの前にいた。
あとはお客が一人だけだった。
ミコではなかった。
結局、ミコは見つからなかった。
家に帰ってうなだれた。
気が付くと眠っていた。
次で終わります。