一話
どうも。
机の上にはバニラエッセンスが常に置いてあります。狂風師です。
発作的に書きたくなったので、書いてみました。
オチは考えずに書き始めたので、短くて薄いです。
とある小さな町の、小さな駄菓子屋。
午前の授業を終え、友人と学食で昼飯を食べ終え、小銭と化した金で、帰宅途中にある駄菓子屋に寄ってみることにした。
それがきっかけだった。
平日の午後なので子供の姿はなかった。
ないはずだった。
駄菓子屋に入ると、白い服を着た子が、あーでもないこーでもない。
と、独り言にしては大きすぎる声で駄菓子を見ていた。
なんで中学生みたいな奴がこんな時間にいるんだ。
そう思うほど小さくて小柄だった。
気にはなったが、なるべく気にしないようにした。
自分が買うものをさっさと決め、おばちゃんが座るレジへと持って行った。
お金を払い、駄菓子屋を出ようとしたときにもう一度あの子を見たが、まだ悩んでいるようだった。
この時には、「変わった子がいるな」としか考えていなかった。
その日から毎週一回、その駄菓子屋に通うこととなった。
先週来たときにいた、あの「変な子」。
あれからちょうど一週間が過ぎた。
毎週この曜日だけは、授業が午前中で終わる。
いつものように学食で昼飯を終わらせ、いつものように家に帰ろうとした。
けれど、今日はいつもと違った。
もう一度あの駄菓子屋に寄りたかった。
物を買いたいというよりも、「変な子」がまたいるような気がしたからだった。
帰宅途中にあるといっても、多少遠回りする場所にあった。
しかし、大した距離ではなかった。
駄菓子屋の前につくと、外からでも分かった。
白い服を着た、あの子がいた。
たぶん続きます。
好評でも不評でも、たぶん続くと思います。




