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最強まおーさまのVRMMO  作者: どりーむちゃん
9/15

リアルの生活とゴーレムとまおーさま

「ふう…楽しかったぁ」


いやぁ、すごかったなぁ。あんまゲームしてなかった私でもこれなら毎日やっちゃいそう。と、早く晩御飯作んないとなぁ。


いつものように自分で晩御飯を作って自分で食べる。


「…ご馳走さま」


…はぁ、家事終わらせて風呂入って寝よ…



・・・・・・



「ふぁ~あ…眠い…」

「おいおいどしたのマイハニー、なんかあったのかい?」

「誰がマイハニーだ」


このバカなことを言ってるのはとても不本意ながら私の親友である鳴沢 凛(なるざわ  りん)。とんでもないゲーム廃人であり、だいたいのゲームでランカーになっている。そういえばLMOやってるのかな?


「いや、私LMO買ったんだけどさ、昨日それやってたらなんかちょっとだるくなっちゃってなかなか寝付けなくて」

「え、真央LMOやってるの!?私もやってるのよ!」

「え、ほんと?」

「ほんとほんと、結構有名なんだぜー?」

「へえ、じゃあ今度一緒にやる?」

「やろうやろう!!なんなら今日やろう!」

「分かった分かった、だからそんな近づかないでよ…恥ずかしいじゃん」

「なになにー?照れてんのー?」

「違うよ…もう、私のゲームでの名前はマオね。銀髪紅眼」

「かわいいなー。あ、私は金髪碧眼のダークエルフで名前はリンだy…え?マオ?」

「うん、そうだけど?」

「え、それって昨日マザーフォレストベアー初討伐した!?」

「そ、そうだけど…また近いって…」

「おおう、すまんすまん…え、でもマザーフォレストベアーどうやって倒したの?チート種族でももらった?」

「まあチートかどうかはわからないけど強そうな種族と職業ではあるよ。吸血鬼と大罪の魔王なんだけど…」


とりあえずキャラメイクからログアウトするまでの経緯を話した。


「ほえー…だいぶ濃いねぇ…にしても大罪の魔王か、勇者とかもいたりすんのかね?討伐されちゃうのかな?」

「いたとしても返り討ちにするけどね」

「相変わらず強気だねぇ…」

「そうじゃなきゃやってられないもん…で、一緒にやるとしてどこに集合する?」

「んー、じゃあ冒険者ギルドの前に3時で。今日は午前で終わりだしそんぐらい時間ありゃやることは終わるでしょ?」

「ん。それでー。…あ、先生来た」


そしてつまらない終業式が始まる。明日から夏休みかぁ…せっかく高1なんだしさっさと宿題終わらせてLMOやろっと。




・・・・・・



よし、意外と早く家事終わったな。2時か…まあ、10分前につけば問題ないだろうしそれまでは好き勝手やるかぁ。


「ダイブ」



・・・・・・



「よっし、じゃあ報酬確認とステ振りするかぁ」


昨日は母熊を倒して色々貰ったからね。レベルアップもしたし色々確認しないと。



名前:マオ 

種族:吸血鬼

職業:大罪の魔王

種族レベル:7

職業レベル:15

HP:2500/2500

MP:2100/2100

STR:120(240)

VIT:75(150)

INT:125(250)

MND:75(150)

AGI:160(320)

DEX:75(150)


ボーナスポイント:1000→0

※ボーナスポイントはHPかMPにしか割り振れません


ユニークスキル

「嫉妬」「強欲」「暴食」「色欲」「怠惰」「憤怒」「傲慢」


スキル

「短剣術Lv,6」「隠密Lv,4」「索敵Lv,4」「血魔術Lv,1」「闇魔術Lv,1」「バックスタブLv,6」「鑑定Lv,1」


称号

「邪神の加護」「大罪」「ユニークな生き様」「モンスターの友」「孤高の吸血鬼」「北の森の初攻略者」


BP:0→160→0

SP:6→14→12


装備

初心者の短剣

初心者の上着

初心者のスカート

初心者の靴

テイムモンスター収納指輪


テイムモンスター

ケルちゃん(ケルベロス)


※ステータスの()は本来のステータス


名前:ケルちゃん

種族:ケルベロス

レベル:10

HP:4400/4400

MP:400/400

STR:540

VIT:270

INT:75

MND:75

AGI:220

DEX:50


ボーナスポイント:2000→0


ユニークスキル

「獄狼」


スキル

「爪術Lv,6」「咆哮Lv,1」「闇魔術Lv,3」


称号

「魔王のペット」「邪神の興味」



スキル

「バックスタブ」:背後から攻撃した時、ダメージを増加させる。増加量はSTR値とスキルレベルに依存する。また、このスキルを発動しながら背後以外に攻撃した場合、一定時間ステータスが下がる。CT:30秒


「鑑定」:鑑定と唱えることで見たい相手のステータスを見ることができる。相手のレベルが自身より高いと一部失敗し、相手のレベルが自身より高すぎると鑑定が無効化される。





称号

「孤高の吸血鬼」:ソロでエリアボスを初討伐した吸血鬼に送られる称号。ソロで行動する時のステータスが少し上昇する。


「北の森の初攻略者」:初めて北の森を攻略したものに与えられる称号。熊への攻撃力が上昇する。


ステータスはこんな感じにした。報酬は


報酬

エリアボス討伐報酬:母熊の鋭い爪。母熊の硬い毛皮。母熊の心臓。

エリアボス初討伐報酬:熊耳フード付きのコート。魔石(大)

エリアボス初ソロ討伐報酬:熊爪の籠手


こんな感じである。熊耳フード付きのコートや籠手は見た目に目をつぶれば性能は限りいい。特にコートの隠密の効果増強とAGI増加はいいね、私に合ってる。というか合うように出てくるのかな?あと、流石にこれを街で着る勇気はないから戦闘時にだけ着ることになりそうだね。籠手も戦闘時のみかなぁ。


って、もうこんな時間か。多分10分前には来てるだろうしもう冒険者ギルドに行こうっと。



・・・・・・



んー…お、あの人かな?凛の言ってた赤髪青目だし凛に似てる。呼びかけてみようかな?


「あのー、すいません…」

「ん?なんですか…ってマオじゃん!やっほー!リンだよー」

「やっぱリンか、改めてマオだよ、よろしくね」

「ん、よろしく。フレンド申請とパーティー申請送ったよー」

「はいはい、許可っと…で、どうする?どこに狩りに行くの?」

「狩りに行くの前提なのにちょっと言いたいことはあるけど今回は西に行くよ。とりあえず西にはゴーレムがたくさんいるからギルドでゴーレム関連のクエスト受けよー」

「ん、りょーかい」



・・・・・・



ギルドで依頼を受けて西へ向かってる途中、リンがお互いのステータスを確認しあいたいといったので、見せ合うことになった。リンのステータスはこんな感じである。


名前:リン 

種族:ダークエルフ

職業:元素魔術師

種族レベル:3

職業レベル:8

HP:250/250

MP:1050/1050

STR:25

VIT:25

INT:360

MND:200

AGI:125

DEX:25


ユニークスキル

「魔導」


スキル

「杖術Lv,3」「火魔術Lv,3」「水魔術Lv,3」「風魔術Lv,3」「土魔術Lv,3」「光魔術Lv,2」「闇魔術Lv,4」「回復魔術Lv,2」「精霊魔術(闇)Lv,2」「連鎖(チェイン)Lv,5」


称号

「魔導の極限を目指す者」「属性使い」「反する者」





ユニークスキル・スキル

「魔導」:魔術の威力が上昇する。(権能制限中)

「杖術」:短剣術の杖版、説明不要!あと使うMPを若干減らす効果もある。

「~魔術系」:レベルに応じて各属性の魔術を扱うことができるようになる。

「精霊魔術(闇)」:闇の精霊にMPを渡すことで闇の精霊が力を貸してくれるようになる。レベルが上がると貸してくれる力が強くなる。

「連鎖」:同じ攻撃を同じ場所に与え続けることで威力が上がるようになる。連鎖最大回数5。レベル上がると最大回数が増える。一度別の攻撃をする又は別の場所に当てるという行動をするとCTが180秒発生し、連鎖が途切れる。




称号

「魔術の極限を目指す者」:魔術の極限を目指す者に与えられる称号。ユニークスキル「魔導」を取得。

「属性使い」:全ての属性魔術を使う者に与えられる称号。属性魔術の威力が少し上がる。

「反する者」:自らが苦手とする属性を扱い、使いこなす者に与えられる称号。苦手属性が少し扱いやすくなる。


…普通に強くない?というか魔法職としては最強では…?と考えていると、リンが


「はぁ!?なにこれ、高すぎでしょ!?」


と言い出した。いや、でもなぁ…


「いやまぁレア種族になんか強そうな職業だしレベル高いしでまあ…当然っちゃ当然では?」

「だとしてもやばいよ!しかも何ケルちゃんって!相変わらずネーミングセンス無さすぎでしょ!」

「えー、ケルちゃんって名前可愛いじゃん」

「もー…まあ、いいや。見た通り私はガッチガチの後衛ね、近接に絡まれたら速攻で死ぬ。で、種族のダークエルフだけど、見ての通りエルフをさらに魔術に特化させた上で闇魔術の適性が上がって光魔術の適性が下がった感じね。で、マオは…魔法剣士…いや、魔法暗殺者みたいな感じかな?」

「ん、だいたいそんな感じ。魔術のレベルはまだどっちも1だけどちょっと今回試してみたいことがあるからそれで上がるかも」

「ふーん、それってなに?」

「戦闘までのお楽しみねー」

「えー、教えてくれてもいいじゃーん」

「ほら、もう西門についたんだしちょっとぐらい我慢しなさい」

「はーい」


ということで西門を出る。ここから先は山になっており、山頂までは普通のゴーレムと割と硬いアイアンゴーレムがいて、山頂にボスとしてめっちゃ硬いゴーレムであるタイタンゴーレムがいるらしい。なんと普通のゴーレムでさえSTR200やINT200では傷すら付けられないそうだ。タイタンゴーレムとかどうなるんだ…。



[ゴーレムLv,21]


お、第一ゴーレム発見。さて、どうするか…。


「マオ、一回私の魔法の威力見てもらいたいからこいつは私に譲ってくれない?」

「いいよー」


ということでリンがやることに。さてさて、INT極ダークエルフの魔法の威力はー?


「ダークランス!」


そしてリンの放った魔法がゴーレムの胸に直撃し──────


──────ちょっとだけ傷を与えた。うん、まあしょうがないよね、レベル下だしゴーレムはVIT高いし…。


「うう…所詮私の魔法なんて…」

「ちょちょちょ待って待って待って!しょうがないよこれは、ほらよしよししてあげるから」

「ふええ…」


う、うーん…これどうするかな、私の攻撃通用するかね?


「あ、胸の中に弱点のコアあるし連鎖もあるから多分後5,6発魔法打てばあいつ瀕死になるよ」

「さっき泣いてたの何だったの!?」

「まあいいじゃない、ほれダークランス……………ダークランス……………ダークランスっと!」


…普通に倒れたし。ほんとにさっきの何だったんだ…。


「よし、先に進もーう!」

「はいはい…あ、次は私1人でやらせてね」

「あーい」


ということで山を進む。結構急だなぁ…途中で休憩所とかないのかな?あ、ゴーレムいた。よし、やるかぁ。あと、これを試さないとね…。


「んじゃ見ててねー。強欲発動。ステータス指定、VIT。隠密発動、んで、短剣に向けてダークボール…だめか、しょうがない。バックスタブ!」

[[強欲]によりゴーレムからVITを30奪いました]



勘の良い方なら分かったかもしれないが、私がしたかったのは短剣への魔法付与である。私は基本魔法を使わない…というより魔法を使うのを忘れてしまうため、戦闘前に短剣に魔法付与をしておけば魔法の活用ができるのではないかと思ったのだ。ま、だめだったけど。


ということでいつもの流れでゴーレムの後ろに回り、バックスタブを発動する。さて、どんくらい削れるか…。お、意外と削れてるね。全然削れないと思ったんだけど。後バックスタブ3発で倒せるぐらいかな?こりゃリンがダークランス打ってくれればだいぶ楽になりそうだね。


ゴーレムは動きが遅いため翻弄しやすく、私と相性が良いので、フェイントをかけながら戦っていたら簡単に背後から核を破壊できた。大丈夫そうだね。


「お疲れー。強いねー。やりたかったことっていうのは何?見ててもわかんなかったんだけど」

「あー、短剣に魔法付与できないか試してたのよ」

「なるほどね、魔法付与か…まだそういう情報は出てきてないけど、魔剣っぽいのがあるみたいな話を鍛冶師の住人がしてたらしいし、鍛冶師に聞けばなんかわかるかもね。こっちも知り合いにいろいろ聞いてみるねー」

「お、ありがとー。あ、あとゴーレムは私の奇襲とダークランス合わせれば奇襲2、3回目で倒せそうだからそれでいこ」

「りょー」


さて、どこまで行けるかな?



・・・・・・



結論から言えば私たちは山頂まで行けたので、ボスに挑んだ。だが・・・


「だーっ!何あれ!硬すぎでしょ!」

「全く攻撃通らなかったね…」


そう、タイタンゴーレムに攻撃が効かず一方的にやられてしまったのだ。あれでHPもアホほど高いって、攻略されること想定してるの…?AGIも並くらいはあったし…。


「あ、そろそろ晩御飯の時間だね。どうする?」

「あー、私は作んないといけないしもうログアウトかな。今日はあんま疲れてないし明日から夏休みだからやること終わったらログインするけど」

「おっけー、それじゃーねー」

「あーい、ログアウトっと」


我ステ計算するのめんどくさい侍也!


誤字修正、鑑Lv,1→鑑定Lv,1 6/13

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― 新着の感想 ―
[良い点] 普通に面白い 文章もわかりやすい [一言] 自分の好きなタイプの小説です 自分の好きなシリーズ (PSが凄い 吸血鬼 掲示板 銀髪紅目女の子等) これからも読んでいきます!
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