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最強まおーさまのVRMMO  作者: どりーむちゃん
4/15

大罪ノ試練と魔王様とまおーさま

…え?大罪ノ試練ってなに?

そう思った直後、私の視界が真っ白に染まった。思わず目を瞑ってしまったが、それでも簡単にわかるほどの真っ白な光が私にかかっていた。…いや、なにこれ。と考えていると、光が収まった。


目を開けてみると、そこには3つ首の犬、所謂ケルベロスがいた。…いや、ほんとになにこれ?とりあえずスキル:削除済みを取ったのが原因っぽいけど…。と、考えていたら


「ってうおわぁ!?」


なんとケルベロス(仮)が襲い掛かってきた。しかも意外と早い。いや、余裕で避けれるんだけどさ。で、これ試練って言うぐらいなんだし、こいつ倒せばいいのかな?今私武器ないけどね。まっ、とりあえずやれるとこまでやってみますかぁ。



はい、数十分か経過しました。既にケルベロスのHPバーは赤(1割以下)になっており、もうちょっとで勝利できる状態だ。しかし、うーん…


「こいつ、欲しいなぁ…。美味しそうだし強いし。テイムとかできないのかな?呼びかけでもしてみるか」


何故か美味しいのところでケルベロスが震えた気がしたが、気のせいだろう。さて…


「ケルベロス君、君の命は今私が握っているといっても過言ではない。さて、君に選択肢を与えよう。私に踊り食いされるか、私に仕えるか。選ばしてやろう」


ケルベロスが更に震えた。どうしたんだろ?とりあえず威厳が出るように言ってみたけど、そんなに怖かったのかな?…って、なにその体制。伏せ…かな?と、なんかウィンドウ出てる。ええっと…?


[ケルベロスがテイム可能になりました。テイムしますか?Yes No]


おー!テイムできる!当然YesだよYes。


[ケルベロスをテイムしました。名前を付けてください。]


んー…よし、名前はケルちゃんで!「わぉぉん…」

…今なんか悲しげな声が聞こえた気がするけど気のせいだ気のせい!


「よし、ケルちゃん、これからよろしくね!」

「わぉん!」


[大罪ノ試練が完了しました。…特殊条件2つの達成を確認。達成報酬の統合を開始します。]

[統合が完了しました。職業:削除済みが大罪の魔王へと変化しました。これによりスキル:削除済みが称号「大罪」に変化しました。称号「大罪」の効果によりユニークスキル[嫉妬][強欲][暴食][色欲][怠惰][憤怒][傲慢]を獲得しました。]

[プレイヤーの中で最初にユニークスキルを取得したことを確認。称号[ユニークな生き様]を獲得しました]

〖プレイヤーの皆様にお伝えします。初めてユニークスキルを取得したプレイヤーが現れたため、ヘルプにユニークスキルの説明が追加されます〗

[プレイヤーの中で最初にモンスターをテイムしたことを確認。称号[モンスターの友]及び装飾品[テイムモンスター収納指輪]を獲得しました]

〖プレイヤーの皆様にお伝えします。初めてモンスターをテイムしたプレイヤーが現れたため、ヘルプにテイムの説明が追加されます〗


…あ。大罪ノ試練のこと忘れてた。で、なになに?…えーっと、削除済み2つが大罪の魔王って職業と大罪って称号に変化して、ユニークスキル7つ=7つの大罪全部のスキルを取得したと。で、これによりプレイヤーの中で私が最初にユニークスキルを取得したことになったから称号を獲得したと。テイムも装飾品もらえたこと覗けば同じか。


…さて。


「これ、どうやって戻ればいいんだろ」






なんかケルちゃんと遊んでたらいつの間にかサービス待機画面になっていた。案内ちゃん(キャラメイクお手伝いAIのこと)どこ行った。


んー、まあいいや。サービスまであと15分だし、今のうちに称号とスキル、装飾品の効果確認しないと。


「ステータス」


名前:マオ 

種族:吸血鬼

職業:大罪の魔王

種族レベル:1

職業レベル:1

HP:500/500

MP:500/500

STR:190

VIT:150

INT:170

MND:150

AGI:190

DEX:150


ユニークスキル

「嫉妬」「強欲」「暴食」「色欲」「怠惰」「憤怒」「傲慢」


スキル

「短剣術Lv,1」「隠密Lv,1」「索敵Lv,1」「血魔術Lv,1」「闇魔術Lv,1」


称号

「邪神の加護」「大罪」「ユニークな生き様」「モンスターの友」


BP:0

SP:0→2


装備

初心者の短剣

初心者の上着

初心者のスカート

初心者の靴

テイムモンスター収納指輪


テイムモンスター

ケルちゃん(ケルベロス)


名前:ケルちゃん

種族:ケルベロス

レベル:1

HP:1200/1200

MP:200/200

STR:500

VIT:250

INT:75

MND:75

AGI:200

DEX:50


ユニークスキル

「獄狼」


スキル

「爪術Lv,1」「咆哮Lv,1」「闇魔術Lv,1」


称号

「魔王のペット」「邪神の興味」


職業

大罪の魔王:大罪を背負う魔王。闇系のスキルの効果が大きく上昇する。
















背負エルト思ウナ。背負エテイルト思ウナ。大罪ハ大罪デアルガ故ニ大罪ナノダ。















「嫉妬」:相手のスキルを選び、確率で封印する。確率は相手のスキルレベルとスキルのレア度に依存する。また、ユニークスキルは封印できない。このスキルは戦闘時にしか発動できず、効果は戦闘終了時に解ける。CT(クールタイム):戦闘中一回


「強欲」:相手のステータスから1つを指定し奪う。奪う量は自身と相手の種族、職業レベルを合計した数の差に依存する。この効果は戦闘終了時に解ける。CT:戦闘中一回


「暴食」:空腹度が300%まで増える。また、上げたいステータスを選び空腹度を消費することでステータスを上げれる。上がる量は自身のレベルと上げるステータスに依存する。このスキルは戦闘時にしか発動できず、効果は戦闘終了時に解ける。CT:戦闘中一回


「色欲」:相手を確率で10秒間状態異常「魅了」にすることができる。確率は自身と相手の種族、職業レベルを合計した数の差と隠しステータスの<削除済み>に依存する。CT:120秒


「怠惰」:自身のHP、MPの減りを一定割合で遅くし、相手のHP、MPの減りを一定割合で早くする。また、自身のHP、MPの自然回復を一定割合で早くし、相手のHP、MPの自然回復を一定割合で遅くする。このスキルは戦闘時にしか発動できず、効果は戦闘終了時に解ける。CT:なし


「憤怒」:自身を状態異常「狂乱」状態にし、ステータスを大幅に上げる。このスキルは戦闘時にしか発動できず、効果は任意で解くことができる。CT:戦闘中一回


「傲慢」:自身に敵対する相手の数が多いほどステータスを上げる。倍率は1人につき1%。上限は50人。このスキルは戦闘時にしか発動できず、効果は戦闘終了時に解ける。CT:戦闘中一回


「短剣術」:パッシブで短剣の扱いが上手くなる。


「隠密」:1分間気配が薄くなり、自身の「隠密」のレベル未満の「索敵」に引っかからくなる。このスキルはいつでも発動することができる。また、このスキルは敵に攻撃すると効果がなくなる。CT:120秒


「索敵」:1分間自身の「索敵」のレベル以上の「隠密」がない敵を探知することができる。隠密系統のレアスキル、ユニークスキルには効かない。CT:120秒


「血魔術」:レベルに応じて血魔術を使うことができるようになる。Lv,1→ブラッドボール、CT:5秒


「闇魔術」:レベルに応じて闇魔術を使うことができるようになる。「邪神の加護」によって習得したため、条件を満たすと「暗黒魔術」ではなく<削除済み>に進化する。Lv,1→ダークボール、CT5秒




「獄狼」:自身の種族を1分間獄狼に変化させ、自身のステータスを大幅に上げる。このスキルは戦闘時にしか発動できない。CT:600秒


「爪術」:パッシブで爪の扱いが上手くなる。


「咆哮」:自身より合計レベルが下の敵に状態異常「恐怖」を与える。





称号

「邪神の加護」:邪神のお気に入りに与えられる称号。邪神の力の一端を行使することができるようになる。スキル「闇魔術Lv,1」を取得。


「大罪」:大罪を背負う者に与えられる称号。ユニークスキル「嫉妬」「強欲」「暴食」「色欲」「怠惰」「憤怒」「傲慢」を取得。


「ユニークな生き様」:プレイヤーの中で初めてユニークスキルを獲得した者に与えられる称号。ユニークスキルを獲得できる確率が少し上昇する。


「モンスターの友」:プレイヤーの中で初めてモンスターをテイムした者に与えられる称号。自身のテイムモンスターの好感度が少し上昇する。SPを2獲得する。


「魔王のペット」:魔王のペットとなった者に与えられる称号。闇系のスキルの効果が上昇する。


「邪神の興味」:邪神に興味を持たれた者に与えられる称号。スキル「闇魔術」を取得。


装飾品

テイムモンスター収納指輪:テイムモンスターを収納することができる。この中はとても快適な環境なため、テイムモンスターの好感度が下がることはない。


ふーむ。大罪の魔王の説明がめっちゃ気になるけどとりあえず今はわかんないから置いとくか。それよりも邪神の加護と興味は何なのさ。私邪神に会ったことないしそもそも聞いたことないんだけど。んー…これもわかんないから放置で!うん!


で、ケルちゃんのステータスだけど…完全に前衛型だね。闇魔術もらってるけどこれ使って意味あるのかな。まあ、もらっておくに越したことはないか。で、街中にケルちゃん出すわけにもいかないしテイムモンスター収納指輪に入れておきたいんだけど…お、収納(リシート)って言えばいいのか。


「じゃ、収納」


ケルちゃんは一瞬のうちに消えた。これケルちゃん視点どうなってるんだろうか。


そんなことを考えていると、いつの間にかサービス開始まであと1分になっていた。さて、開始前からすごい色々あったけどやっとゲームスタートだ。うーん、まあ魔王というからにはトッププレイヤーにはなりたいかな。…と、あと10秒だ。9……5……1、


「ゲーム、スタートだ。」


































[大罪の魔王の誕生を確認。美徳系の勇者の発現率を確認します。…発現率、5%。人類の魔王への対抗が困難と判断。最高神に強制発現を要請…拒否を確認。続いて折衷案として発現条件の緩和を要請…許可を確認。発現条件を緩和します]

[邪神による干渉を確認。美徳系の勇者の発現条件の緩和と同時に大罪の魔王の覚醒条件が緩和され…ジジッ…縺ゅi縺オ縺√∴繧九←縺セ縺励◆]

[権限の移動を確認しました]

[ふふっ…君には期待してるよ…魔王君?]

[権限の移動を確認しました]

[…?…邪神による干渉を確認。美徳系の勇者の発現条件の緩和と同時に大罪の魔王の覚醒条件が緩和されました]



















なんか色々チートを獲得したまおーさま。簡単に獲得しすぎでは?と思う方もいるかもですが、これに関しては主人公が悪いです。PSが高すぎる。PS普通勢ならケルベロス君にワンパンで殺られますし、PSがトップレベルで高くても5割程度しか削れません。しかし主人公はケルベロス君をぼっこぼこにした上に暴食と強欲と傲慢混ぜ合わせたみたいな発言してテイムしやがったためにこうなりました。普通はケルベロスに認められて権能制限中の大罪スキル1個みたいな感じです。ちなみに運営はサービス開始前なのにこんな化け物出てきて頭抱えてます。…サービス開始前なんだぜ?これ


5/24 ステータス表記修正

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