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最強まおーさまのVRMMO  作者: どりーむちゃん
14/15

強欲と誓約 ①

…光が収まると、そこは…はい、大罪ノ試練と同じ感じなので省略!ということでどこだここ。またケルベロスでも出てくるのか…?ってうお、なんかウィンドウ出てる。なになにー?


〖プレイヤーの皆様にお伝えします。現在deadly sins quest(The Virtues quest) [強欲と誓約]の影響によりゲーム内時間が60倍となっております。また、deadly sins quest(The Virtues quest)[強欲と誓約]の影響によりログアウトをした場合このクエストが終わるまでログインができないようになります。ご注意ください。〗


deadly sins quest(The Virtues quest)[強欲と誓約]

詳細

世界に強欲を示せ。世界に誓約を示せ。強欲は誓約ではないが誓約は強欲である。誓約は強欲ではないが強欲は誓約である。強欲とは何か。誓約とは何か。自らを見つけ出すのだ。


[大罪]強欲の魔王マオの配信リンク→https://~

誓約の勇者アヴァリスの配信リンク→https://~


「…ふむ?」


横を見てみる。


《おお、やっとこっち見てくれた!》

《へいへい見ってるー?》

《おお、噂通り超絶美少女やんけ》

《魔王…魔王ってなんだっけ》

《君かわいいね(笑)どこ住み?会える?何歳?今暇?会わない?てかLINEやってる?》

《かわいい》


「…ふむ」


なるほどなるほど。つまりこの謎のクエストの影響で今私の姿が全国配信されてると。なるほどねー。


「み…み…み…みぎゃぁぁぁぁぁ!?!?!?」



・・・・・・



「えー、はい、先程はすいませんでした。とりあえず落ち着きました」


《おう、ええでー》

《こんな突然配信する運営が悪い》

《というかこれ法的に大丈夫なのか?》

《↑小説だから大丈夫なんだよ》

《メタいわ!》


「えー、小説とかメタいとか全く何も意味分かりませんがとりあえず自己紹介しときます。えーと、名前はマオで種族は吸血鬼、職業は[情報の流出を確認。この発言は削除されました]で…え?何今の」


《じょ、情報の流出…?》

《まだ出せないってことか?いやでも強欲の魔王なんだろ?》

《アヴァリスの方は普通に誓約の勇者っつってるぞ?》

《↑あいつのどこが誓約だ》

《つか誰も触れてないけど吸血鬼ってレア種族では?》


「あー、なんていうか…まあ、強欲の魔王ではないですね。ちょっと違う職業です」


《うーん、わからん!》

《強欲ってことは確定だから強欲+αなんかな?》

《強欲の魔王に+されるものって何…?》


「うーん、まあ心当たりはある…というか心当たりしかないですけど…って、そうじゃないんですよ。まずどこですかここ」


《さっき自分でケルベロスがうんたらかんたら言ってたやん》

《知ってんじゃないの?》


「あーいや、一度来たことはあるんですけどその時もよくわかんなかったというかなんというか…。あ、申し訳ないんですけどケルベロスの方はちょっと私の手札についての話に繋がっちゃうので言えません」


《まあしょうがないやろな》

《手札は隠すもんだし》

《で、また話それてるがここどこ?》


「うーん、考えてもわかんなそうですしとりあえず歩いてみましょうか」


《ういー、がんばれ》

《探検隊出発!》

《探検隊(一人)》

《隊長しかいなくて草》



・・・・・・



「なんもなぁぁぁぁい!」


《ほんまになんもなくて草》

《何すりゃいいんだこれw》

《誓約の方、全く動いてないぞ》

《あいつ自己紹介すらしてねぇからなぁ…》


「えーっと、誓約の勇者さんって誰なんですか?」


《カス》

《ゴミカス》

《ウスラボケゴミカス》

《ウスラボケクズアホゴミカス》


「ええ…」


《いや、マジでそうなんよw》

《無駄に実力だけはあるからなぁ…》

《なんであの性格であの実力あるんだろうなぁ…》

《マオちゃんもウスラボケクズアホゴミカスって呼ぶのがええで》


「なんでその…えっと、ウスラボケクズアホゴミカスさんはそこまで言われるんですか?」


《マジでそう呼んでて草》

《簡単に言えば強引なナンパ、気に入らない奴への暴力行為(死ぬ直前までやられることもある)、住人(NPC)への暴言(これのせいでポーションが値上げされた)、etc…》

《これ誓約の勇者らしいで》

《どっちかと言うと魔王で草》

《ということはマオちゃんこそが勇者…?》


「それはないよ。私は絶対に勇者ではないよ」


《お、おおう…》

《なんかすごい冷たい声というか…》

《ええっと、なんかさーせん…》


「あ、ごめんね。ちょっと怖い言い方しちゃったかな?全然気にしてないから大丈夫だよー」


《え、えっと、うん…》

《あー、はい…》

《き、気まずい…》


〖両者の一定以上の認識度を確認しました。これよりクエストを進行します。10秒後、両者をイベントエリアへと転移します〗


「ちょ、急すぎでしょ!」


《10秒後でワロタ》

《ナイス!さっきめっちゃ気まずかった!》

《突然すぎィ!》

《認識度ってなんやねん》


「あまってもう10秒た──────」


──────そして私は、このゲームで三回目となる光を体験した──────

コロナの後遺症と塾が悪い!私は悪くねぇ!(クズ)

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