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最強まおーさまのVRMMO  作者: どりーむちゃん
12/15

???

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・


()()は、ある一部分以外は深淵のように暗い、この世の絶望を詰め込んだような場所にいた。


「…」


()()は、光を放つ十字架に杭で磔にされていた。


「…ついに」


()()は、苦しそうではあるが何故かとても嬉しそうにしていた。だが、それでいて悲しそうにもしていた。


「…今回は、強欲と誓約か」


()()は、語る。


「…強欲は、誓約。誓約は、強欲。[情報の流出を確認。この発言は削除されました]さて、どうなるのかな」


()()は、思う。そして──────


「嗚呼、嗚呼、嗚呼。なんで、なんでこんなにも──────」



「──────人は、愚かなんだろうね」



今も昔も、()()は嗤う。嗤い続ける。いつか来るであろう、その日まで。



・・・・・・



()()は、光に満ち、さらにこの世に有る限りの希望を詰め込んだような場所にいた。


「…」


()()は、そんなところにいるにも関わらず、この世のすべてに絶望したかのような表情をしていた。


「…始まったか」


()()は、嘆く。


「…本当に皮肉だよね。僕は[情報の流出を確認。この発言は削除されました]なんかじゃなく、[情報の流出を確認。この発言は削除されました]なのにこんなところにいて、その上あっちじゃ[情報の流出を確認。この発言は削除されました]扱いだよ」


()()は、思う。


「…頼むから、気付いてくれ。もう、繰り返さないでくれ」


()()は、語る。


「…強欲は、誓約。誓約は、強欲。[情報の流出を確認。この発言は削除されました]…頼むよ」


今も昔も、()()は嗤わない。嗤うことが赦されない。いつか来るであろう、その日まで。



























誰かの強欲の裏には、誰かの誓約がある。誰かの強欲の裏には、誰かの誓約がある。

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