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最強まおーさまのVRMMO  作者: どりーむちゃん
11/15

新装備とまおーさま

「だいぶ東の山にも慣れてきたなぁ」


そんなことを言いつつ手慣れた動きでゴーレムを倒す。レベルが上がった影響でもうバックスタブ使えばワンパンで倒せるようになったので楽なもんである。アイアンゴーレムはまだ時間かかるけどね。


「と、そろそろ取りに行かないとな」


そう、今日はラスティさんから新装備を受け取る日なのである。どうやらある程度レアな素材も使っているらしいのでとても楽しみだ。串焼きたくさん買っていかないとなぁ。



・・・・・・



「おじゃましまーす」

「…ん、いらっしゃい」

「ラスティさんこんにちはー。あ、串焼きどうぞー」

「…ん、ありがと。新装備、できてる」

「お、マジですか?見るのが楽しみです!」

「…ん、できれば過度な期待はしないで。とりあえず持ってくる」

「はーい」


どんな感じのなのかな?かっこいいのが良いなぁ…。


「…ん、持ってきた。この小太刀。銘は宵桜」

「おお、これはまたすごい…」


これはすごい。リアルでも色々な刀を見てきたが、これはその中でもかなり美しい方だ。黒…というより闇の色と淡い桜色が絶妙にマッチしている。まあ、ゲームだから美しいのは当然だと言われればそれまでだが。さて、性能は…?


[武器種・小太刀]銘:宵桜 品質S-

アイアンゴーレムの鉄と闇の魔石、古桜の葉によって作られた染料によって作られた小太刀。闇の力と少しの桜の力が宿っている。桜は、闇の中ですらも美麗に舞う。


アーツ:宵桜が使えるようになる。


宵桜:アーツを発動すると宵の闇を周囲半径10メートルに展開する。その後、発動から15秒内の任意のタイミングで挑発効果を有した桜の花びらを舞い散らしながら自身に隠密と認識阻害効果を付与することが出来るようになる。これは攻撃をしたら解除される。CT:100秒


おお、性能もとんでもないね。というか闇の魔石と古桜って何…?


「おお、すごいですね、これ。ちなみに闇の魔石と古桜って何なんですか?」

「…ん、古桜については約束があるから話せない。でも闇の魔石については話せる。まず、マオは魔石というものを知ってる?」

「いや、持ってはいますけど詳しいことは知らないですね」

「…ん、じゃあ説明する。魔石というのは高位───A-以上───の魔物から稀に出るもの。属性は倒した魔物による。この闇の魔石はA級のメメント・モリという魔物から出たもの」

「えっと…A-以上で稀にってことはだいぶ貴重なんじゃ?」

「…ん、貴重」

「ええ!?私にそんなもの使っちゃっていいんですか!?」

「…ん、あなたは何かすごい存在になる気がする。だから、恩を売っておいた」

「ええ…そ、そう言われても…」

「…ん、じゃあそういう存在になれるように頑張って」

「あ、そういうことなら頑張ります!」

「…ん、それじゃ疲れたから寝る」

「はい、おやすみなさい」



・・・・・・



次の日、ログインすると街がやけに騒がしかった。何かあったのかと過去ログを見てみると、


〖プレイヤーの皆様にお伝えします。南の沼地のエリアボス:ビックフロッグがパーティー:雷光によって初討伐されました。以後ビックフロッグは弱体化されます〗


とあった。どうやらようやく南のボスが倒されたことで騒がしくなっているようだ。というかそういえば南って沼地でカエルが出てくるんだったね。ゴーレムばっか狩ってて良かった。


…そうじゃん、私最近ゴーレムしか狩ってないじゃん。そろそろ他の場所行かないとなぁ…。あ、じゃあ第1の街最難関って言われてる東に行こうかな?何いるかはわかんないけど。ゴーレム倒すのも単純作業すぎてつまんなくなってきたしね、行ってみよう!



・・・・・・



「えー皆さん、こちら東の荒地。死にそうです、オーバー」


って、誰に話しかけてるんだ私は。にしてもこれはまずいぞ、まさか…


「もっかい…ダークボール!…やっぱ無理かぁ、飛ぶなよ、卑怯だぞー!」


そう、この荒地には鳥系の魔物が大量にいるのである。私は基本近接戦闘をするため───というより魔法の存在を忘れているため───魔法のスキルレベルが全く伸びておらず、魔物に当たったとしてもレベル差も相まって全くダメージを与えられないのだ。うん、私には早かったんだなぁ(遠い目)


「はぁ、もう無理そうだしさっさと帰ってまたゴーレム狩りに行こうかなぁ…ってん?」


なんだあの黒い粒?すごいたくさんあるけど…って、こっちに高速で来てる?


「んー?あれは…おお、羽がたくs…羽?」


…ふむふむ。羽=鳥、でそれがたくさんと。なるほど、つまりさっきまで私が全くダメージを与えられなかった敵が大量に来てるってことだね!よし、じゃあ…


「…逃げるんだよぉぉぉぉ!」


…まあ、昼だったから逃げられなかったんだけどね。



・・・・・・



「あー、二回目の死に戻りかぁ…とりあえず東は早かったな、今度リン誘ってから行った方がいいかなぁ、あそこは」


よし、それじゃリンを呼んで…


[誓約の勇者の発現を確認しました。強欲の魔王の状態を確認します…確認しました。強欲の魔王が大罪の魔王であることを確認。最高神に一時的に大罪の魔王の強欲の魔王への変化を要請…受諾を確認。誓約の勇者、権能制限中…強欲の魔王、権能開放済み…確認しました。誓約の勇者の一時的な権能開放を要請…受諾を確認。また、強欲の魔王のデスペナルティの一時的な解除を要請…受諾を確認。条件が整いました。これより deadly sins quest(The Virtues quest)[強欲と誓約]を開始します]

〖プレイヤーの皆様にお伝えします。誓約の勇者と強欲の魔王の発現を確認しました。これより deadly sins quest(The Virtues quest)[強欲と誓約]を開始します〗


…はい?

ちょっと短めだけど許ちて。にしてもなんも考えずノリと勢いだけで始めたせいで設定とかストーリーが決まんないZE!HAHHAー!


6/16 最後の部分の seven deadly sins questをdeadly sins quest(The Virtues quest)に変更

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