表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/231

番外編

夜叉節サイド

 私は、一丸ちゃんを背負っていると幸せな気持ちになる。利之が横にいれば完璧ね。

 私の子って感じがするんだけど、一丸ちゃんはクラスメート兼同志です。同志というのは言い過ぎたけど、仲間と言った方が良いわね。可愛い顔で、男の子なんだから、私は幼児として見てしまう。本人には内緒よ。

 幼児として見ているから、時たまに幼児言葉になってしまうけど、嫌われないわ。ただ、嫌な顔をするので言葉を変えるの。本人が天然でそんな扱いを忘れやすいから助かる訳よ。

 利之は、夫扱いをしている。ただ、まだ籍を入れてないし、一緒に暮らしてもないけどね。将来は紛れもない夫よ。

 今のは、与党の幹事長の間で私の心の中での扱いなの。

 亀井さんは友達です。二人でファッションや流行の話をよくするんですが、私が疎い分補ってくれる存在なのよ。利之とのデートの服は亀井さんに相談して決めている。一丸ちゃんの顔を見てると面白いわ。寝言も可愛いわね。ママと言ったり、どんな夢を見てるのかを想像しているとたのしいわ。

サイドアウト


利之サイド

 俺は、秀子は嫁と見てるが、一丸を背負っている時に、母親に見えてしまう。母性本能で背負っているのは分かるんだが、俺は嫉妬してしまうではないか。まっ、一丸は可愛いし、秀子を狙っていないから嫉妬することはないんだが。でも、俺をほったらかしっていうのはちょっとな。

 実は、俺には兄貴がいる。二つ上で、東大に入った。前田家を継ぐので、俺は婿に行くことになっている。秀子の夫としてもっとしっかりしないとな。

サイドアウト


亀井サイド

 ウチは防衛大臣になっているけど、夜叉節さんはウチから見ると今すぐ大臣をできる人ね。しかも、前田は夜叉節さんといつも一緒にいて、夫婦に見えている。一丸ちゃんは可愛いし、幼稚園児と言われても違和感なしだわ。喜多見と映画館に行った時に、子供を預かるところに入って園児と間違われたみたいだし。どんだけ幼い容姿なのよ。

サイドアウト


喜多見サイド

 私は、比例名簿で5位だったの。期末テストの結果が、20位だったから覚悟はしてたのよ。後2つ順位が低かったら落選してた。

 一丸ちゃんは、私の子にしたいかもしれない。あんなに可愛い顔をした男の子を同世代で見たことがなかったんだから、一目見て子供だと思ったわ。だから、託児施設に預けるのが容易だったんじゃない。

 夜叉節さんと前田君は私が一丸ちゃんを自分の子にするためにはライバルね。二人の側にいる時の一丸ちゃんは安心しきった顔をしてて、ちょっと悔しいの。本当の親子に見えてしまうから。

サイドアウト


再び、夜叉節サイド

 私副大臣として、利之と一丸ちゃんと常に一緒にいて、家だけ違うのが嫌なんだけど仕方ないわ。利之と同棲して、いち早く幸せな家庭を持ちたいわ。

 明日からは大学授業料無償化の委員会審議がはじまるんだけど、私と利之は授業の変更がないのよ。何故かしら。本当に不思議なのですが……後で先生に聞けばいいわね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ