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郵政の社長は?

 郵政グループ社長にある人が就いた。松平大臣の知り合いで、元特定局長の方です。

 郵政改革の法案が成立して、11ケ月で新たな体制での船出になった郵政グループは郵便局と日本郵政と日本郵便事業会社が一つになって日本郵政となり、政府の持株比率が50%以上とされ、郵貯銀行と簡保生命の持株比率も50%以上が日本郵政で持つことになった。

 そして、郵政改革の担当大臣は廃止され、松平大臣は動植物共同参画担当大臣のみになった。僕は、総務副大臣だけど、動植物共同参画のみを一緒に進めることになったんです。利之は厚生労働副大臣に横滑りした。

 そう、今、僕と利之で動植物共同参画の最重要課題の健康保険制度の診療報酬を協力して創れます。


 その頃、故郷では

義文サイド

「あ・な・た、東京に行ってきましょ?」

「カノン、何故だ、急に」

「私達の幼馴染みの顔を見に行こう」

「ああ」

 急に顔を見に行ったって、会ってくれないと思うんだが……メールをしておこう。

「学校はどうするんだ?」

「さぼりましょ?」

「駄目だ、土日が休みだから土曜に行くぞ」

 土日が休みになり、今年で何年目だろうか?僕の生まれる前からだろうか?まあ、いいや。僕がカノンと同棲してから何時も横で笑ってくれているし、幸せだ。まあ、カノンのお腹の中にいるのは当然、僕の子だ。責任は僕にある。

サイドアウト


カノンサイド

 私のお腹の子は義文の子なのよ。嬉しいわ、自慢したい程に。一丸君の可愛い顔を見に行くのは当然だけど、おぶって子育ての練習相手にするのも良いわね。寝んねさせて背負ったら幸せでしょうか?義文が横にいてくれて、私が背負う。考えただけでも幸せ。

サイドアウト


 僕と利之の協力による初めての健康保険の診療報酬決定会議が開かれ、人間向け医薬品が動植物の病気にも効くことが判った場合は、人間向けの診療報酬と同等とすることと、新薬である場合でも少し安く設定することになった。

 その後、夜叉節さんと三人でお食事会を開いて、郵政改革の完了の御祝いをしています。

「郵政改革が完了したこと、祝着至極にございます」

「おい、キャラ違うぞ一丸」

 やっぱり、気取ったら駄目なんだね。ダメ出しされました。

「おめでとう」

「そっちの方がお前らしいな」

「私からも、おめでとう。あ・な・た」

「おい、あなたは余計だ。秀子」

 御祝いは、祝勝会の色合いが強くなってきた。まあ、国民党には一丁目一番地が達成したんだから当たり前だよね。これで腑抜けに成らなきゃいいけど、国民党が。なんて心配している僕と夜叉節さん。

 政権を担う三党の実力者仲間だからこそ生じる心配事です。国民党が何かの拍子に連立離脱することへの恐怖は僕と夜叉節さんが一番感じているので、利之に相談した。

「心配は解る。でもな、杞憂というものだ。今、連立離脱なんてしないし、俺と秀子が結婚して、俺が国民党離党したら分からんが」

 利之の言葉に嘘はなさそうです。

 僕と夜叉節さんは少し安心した。また、僕を守ってやらなきゃいけないから、ちゃんと一人前になるまでは、二人共、僕を守ってくれるって言ってくれた。

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