春の珍事
アメリカから、帰国した僕達はクラスを見に行った。3党の幹事長は全員が一組(中道)だった。新防衛大臣の亀井さんも一組(中道)です。
僕は、クラスを確認してから、体育館に行った。ちょうど一年前、ここから僕の政治家人生が始まったんだと振り返っているんです。あれから一年、僕は大人っぽくなったんだろうか?疑問が湧いているんです。自分ではわからないことなんですけど。そんな事を考えていてもしゃあないよね。
さて、僕が学校を出ようとした時
「久しぶり、一丸君」
・・・石部さんだった。あっ、右派のバッチを着けている。
「エロ政党の代表が何故ここに?」
「今年の入試に合格したから」
後輩として入ってくるとは思っていなかった!!
「虹先輩と呼ぶか、話掛けてこない様に」
僕の突き放し方はこうした大人ぶる態度をすることなんです。それに、彼女は右派のクラスです。
「虹先輩……イヤ、同い年なのに」
なんだかわがままですね、早く夜叉節さんでも来てください。
夜叉節さんが来てくれました。着いた瞬間に
「貴女、一丸ちゃんに何の用?近付かないって言ってたわよね」
「貴女こそ、一丸君の何なのよ!!」
「保護者よ!!お姉さんから頼まれたの」
そう、姉さんが夜叉節さんと利之に学校での僕の保護者を頼んでいたんでした。僕の理想の政治家は徳川綱吉です。僕の理想なんて今はどうでもいいんだ。なんと石部さんが仮面浪人をしていたってことにびっくりです。何でも、永田高校が共学になったから来ようと思っていたんだって!?本当に迷惑だよね。
今、目の前で夜叉節さんと石部さんで激しい言い争いになっている。
「だいたい、貴女は近付かないって言ってたわよね?」
「だから何よ!!彼に彼女いないじゃないの。私が付き合ってあげたいじゃない」
「貴女と付き合ったら不幸にしちゃうでしょう?幸せにする自信ないでしょう」
あれ?何の話になったんだろうか?
「そんなの、付き合ってみないとわからないじゃない?」
「わかるわよ!!あの子は、お姉さんのお眼鏡に叶う女の子にしか渡せないわ!」
え~と、何の話なんでしょうか?
「夜叉節さん、副大臣会議に遅れます。早く行きましょう!」
「そ、そうね。早く行きましょう」
夜叉節さんは僕の手を取ってその場から副大臣会議がある場所に行った。後から、覚えてらっしゃいって聞こえて来たのは無視しよう。
副大臣会議での僕達の仕事は事務的なものであり、一時間で終わってしまう。なんだか物足りないんだけど、仕方ないよね。これ以上やれるんだけど、僕達がオーバーワークにならない様に気を使われているのが分かるから。僕としては、もう少しやりたいのが本音です。党の仕事にしたって公認作業の期限を二年後だからゆっくりしていけば良いし。
大学受験の間は作業出来ないだろうから、大学生になったら残りをすれば良いんだって。
そう考えると、相当楽にこなせるんだけど、少し物足りないんです。せめてもう少し忙しくなった方が嬉しいな。




