正月
僕達は、山の中の一ノ宮に初詣に行った。一口5千円で詣るんだ。通称姫様神社で、しら××さんなんだ。利○公の神社には行かないんだ。本当は行くのが礼儀らしいけどね。
僕達の氏神様にも初詣をしなきゃってことで、校下内の神社にも行って、お詣りをした。
僕は姉さんと小さい時から、二ヶ所に初詣に行っているから何の違和感もないし、不思議なことでもないよ。山の恵みと海の恵み、そして、絆のことを考えてみて!僕達の神社詣りに矛盾は無いはずだよ。
初詣から帰ったら、年賀状が沢山来ていた。総理から僕達姉弟に、よしちゃん、しず君と中津さん、そして、学校の友人(国民・社会自由幹事長を含む)から僕に。議員、閣僚から姉さんに。年賀状を読み終わると、姉さんは、後援会を作りに挨拶回りに行った。僕は支部の人達と、御菓子を食べながら、テレビを見ている。面白い芸人のギャグで笑ったり、雪の白さに食べ方を想像したりしている。4歳の時迄は見慣れた雪だったけど、この頃は滅多に積もったのを見た憶えもなかった。
よしちゃんを呼んで、ふくわらいをする。
「よしちゃん、そこに口はおかしいよ」
僕の番になって、
「かずちゃん、目と鼻が逆だよ」
二人して、可笑しな顔にしてしまって、それを見ながら笑い合っている。
次は、トランプのポーカーをした。僕はワンペアだから、3枚変えた。よしちゃんは、総替え。次に、2枚変えた。僕は、勝負だと思った。よしちゃんは、2枚変えた。そして、勝負をした。僕はフルハウス、よしちゃんは……ロイヤルストレートフラッシュ。ま、負けた。
今、僕達の食べた御菓子は○梅です。次いでに、辻占も食べた。和菓子だよ。基本的に、正月に食べるのは。
次の日、僕は書き初めをした。一新というのを書いたんだけど、自己の成長と前に進むって気持ちがあったんだ。決して、日本一新なんて考えている訳じゃないよ。基本的に僕は保守だから、変えるのは必要だけど、急激に変えないで、徐々に変えるのがいいと思っています。
今日は、不動尊に行ってきたよ。煙を頭に浴びたいんだ。毎年、やっているからなんですけどね。願掛けみたいなことだから、しないと怖いんだ。
しず君に会った。
「君には必要ないよ?」
「毎年、やっているから」
「そうか、通常国会頑張れよ」
「うん、ありがとう」
そう、優しいんだ。人として尊敬できるほどに。
僕はその日、すぐに帰った。
次の日、絵本を見ながら、寝ていた。
「一丸ちゃん、明日、東京に行くわよ」
「へっ?6日までは冬休みだよ。」
「学校はね。でも、幹事長としては?」
「5日から仕事入ってた……」
そうだった、党の幹事長をやってたんだった。いつもとは違って、お花畑が広がっていた。いけない、正月ボケしてたんだ。
僕は、うっかりし過ぎの時があるから気を引き締めなきゃね。
今日は、何の行事もないから、寝正月を決め込んだ。そして、年賀状を読んで過ごす。
次の日の朝、駅で特急に乗って、越後湯沢に行った。そこで新幹線に乗って東京に行った。




