誕生日(義文)
僕の生まれた25日、カノンと一緒にお祝いをしています。(義兄さん?)静樹も一緒だけど。ともかく、僕の家で誕生会です。(静樹は呼んでないけど)あっ、何か来たらしい。
「二人とも、一寸待ってて」
僕はそう言うと、玄関に行った。
「はい、三富ですが。何の用事で来たんけ?」
「虹様からのお荷物をお届けに参りました。ここに判子かサインを御願いします」
僕はサインをして、荷物を受け取った。中身は何だろう?
開いてみると……何とこっちでは食べられないお菓子と、買えない新作ゲームソフトの詰め合わせだった。誕生日憶えてくれてたんだ。そう思うと嬉し涙が出てきた。
今度は携帯電話が鳴った。
「もしもし」
「一丸の姉よ。私からは言葉しかあげられないけど、受け取ってね。お誕生日おめでとう。そして、産まれて来てくれてありがとう」
最後の言葉に疑問を感じながら、カノン達のいる部屋に戻った。
僕は虹の姉から言われた最後の言葉について、カノン達に話した。すると、
カノン「それって、親が子供に言う言葉ね」
えっ!?かずちゃんの姉が僕の母!!まさか!?
「そ、そんなはず……」
「わかってないわね!お母さんのような接し方に覚えないが?」
ということは……かずちゃんはおじさん!?あんなに可愛いのが?むしろ、僕がおじさんで、かずちゃんが甥っ子って方が説得力あるな!
「完璧に処理落ちしてるわね、兄さん」
「カノン、余計なこと言うからだぞ。確めもなく……」
なんてことだ。僕は今まで、おじさんをちゃん付けで呼んでいたんだと!?
「まぁ、確実に裏付けは取れてないんだよ?」
えっ、そうなの!?
「仮に、かずちゃんの姉が僕の母だとして、父は誰?」
「決まっているわ。義文の兄かもよ?」
何だって!?兄の素振りは確かに親父っぽい所があるけど、あれってまさか。でも、そうすると母は中学校の時に産んだってこと!?
「一寸、問い詰めてみるわ」
何だか凄い乗り気だけど、どうしたんだ!?
「もし、事実だったとしたら、私もおかあさんになろうかしら?」
カノンの企みそうなことだ。
「カノン、そうすると、その子にとっては、かずちゃんがお祖母ちゃんの弟ってことになるけど?」
若くして、そんな立場を受け入れられるかな?しかも、見た目の幼さで、お兄ちゃんって呼ばれる可能性が高いだろうし。
「ははは、確かにね。あんなに可愛い幼馴染みいないわね」
その後、僕はパーティーを開いて、ケーキを食べて、プレゼントを2人からもらった。




