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リニアの水問題は雇用問題でもある

作者: 静岡太郎

静岡側の意見を経済的損失に焦点を当てて書いています。少しだけお時間を頂ければ幸いです。

まず最初に自分が元静岡県民であり、静岡に愛着が一定レベルである事を明言して置きます。


静岡県のせいでリニア開業が遅れる、この問題に関心が無い人の認識はそんな所でしょう。


水が毎秒2トンくらい少なく成るかもしれない、なんて可能性程度で全国事業を止めるな。

静岡はゴネ得を狙ってるだけだ、結局は金が欲しいだけだろ。

静岡は新幹線があまり止まらない、これはその腹いせだ。

空港近くに駅を作る提案を一蹴された過去が有るからその腹いせ。

2トン程度でごねるな、それに水はそこまで減らないのに何が問題だ。山梨に4トン流してるだろ。

JRと静岡仲悪いからな。


まあ、大体の人の意見はこんな所でしょう。他人事だから仕方ないとはいえ悲しくなります。


まず現時点で水はカツカツです。大井川の水は農業用水、生活用水(水道水)、工業用水に用いられますが既に取水制限を行う必要が出た程度には限界です。

そこから2トン減った場合、市民、農業、工業に影響が出ます。特に工業の制限が大きく成るでしょう、市民の水を減らすにも限度があります。

そうなると工場は維持出来ません、生産がしたいときに満足に出来ない工場など容易く移転される。

少々悲観的かもしれませんが農業用水、工場用水の制限割合が大きく成るのは間違い無いでしょう。農工業が毎秒2トンの減少をもろに受ける。そう考えた時の経済ダメージは、二の足を踏ませるには十分に思えます。


つまり水の減少は環境問題で有ると同時に生活問題でもあり、同時に経済問題。つまりは雇用に影響する。

リスク(水=環境=雇用)とメリットが静岡県(大井川流域)視点では釣り合っていない。

そんな状態で環境的(水)或いは経済的(工事が原因の雇用減少への賠償等)保証無しに工事しようとすれば、待ったを掛けるのは自然に思える。

色々な意見が有るとは思いますが、まずはこの小説を読んで下さった事に感謝を。

少しでも静岡へのヘイトが和らげば嬉しく思います。

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