第2話
こちらは第2話になります。まだ1話を読んでいない方は1話から是非読んでみてください。
「ん、ふわぁ〜あ」
俺は目を覚ました。目の前には、見知らぬ天井。
ここはどこだろうか。
そんなことを悠長に考えていると、
「っあ、いだっ、ぐあぁぁ!」
突然、激しいなんてものじゃない、経験したことのないほどの頭痛が、俺を襲う。
「なんだこれなんだこれなんだこれ、わけっ、わかんねぇよっ!」
頭に大量の情報が流れ込んでくる。
「誰だよっ、こいつ!」
知らない人の記憶だった。痛みが消えて、それを整理してみた。面倒くさがりな性格で、常にひとりである男の記憶。それがなぜだか俺には、
「…………はっ、面白いなーこいつ」
そう映った。
何を隠そう、俺も友達はいない。
俺は田舎に住んでいるが、強い魔力を持っていたため、特別に魔法学校に入学させてもらえた。
特別友達が多かったわけでもないが、信頼できる友達は何人かいた。
だか、ある日、俺はやってしまった。
クラスの人気者で、俺とも話してくれたやつを、
魔法の実践練習で、大怪我をさせてしまった。
責任を取って俺は停学処分、退学とまではいかなかったが、戻ったところで俺を受け入れてくれる奴はいないだろう。
結論、俺に友達はいない。
読んでくださり本当にありがとうございます。
今回は第2話で主人公の登場になります。
話の本題はこれからになってくるので、楽しみに待っていてくれると幸いです。
もしよければ、感想などもぜひ!