初めての侵入者
「さて、ステータス確認しないとねぇ..」
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シスイ
種族︰魔王
体力︰5
魔力︰0
力 ︰2
守り︰1
速さ︰1
スキル
限界突破・睡眠再生・格闘
Gランク竜族魔力召喚
称号
最強に到れるもの
〝進化先〟
フェアリードラゴンEランク
必要ポイント1000
スモールドラゴンEランク
必要ポイント1000
ミニワイバーンEランク
必要ポイント30,000
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「弱いのか分からん..」
すると、入り口の方から緑色の人間の子供のような背格好でグチャグチャの顔をした化け物が入ってきた。
「ギャッ..ギャギャ!」
そう、吠えるとこちらに走ってきた。
「死にたくねぇ!けど..」
この時に、平和な国に生まれてから殺すというような生き方をしていなかった弊害なのか戸惑ってしまった。
「ギャ!」
緑の化け物は、吠えると手で殴てきた。それは、シスイの顔に当たり..激痛が走った。そして..
キレタ
「コロスゾ?」
そういうと、シスイは緑色の化け物に近づき..喉に噛み付いた。
「ギャー!ギャギャ..ギャ....ギ....」
そうして、断末魔も小さくなり首から青い血を流しながら..絶命した。
「..これが、殺しか..呆気ないものだな..死ぬのは..俺も躊躇してたらこうなったのか..」
『ポイントが100入りました。獲物を吸収してもよろしいですか?』
「ん?」
そう、音声が流れたのでまず、ダンジョンスクリーンで確認をした。
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魔物の情報
現ポイント900
魔王
ゴブリン(NO NAME)死体
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「ゴブリンだったのか..しかし、俺のステータスは?」
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シスイ
種族︰魔王
体力︰5
魔力︰0
力 ︰2
守り︰1
速さ︰1
スキル
限界突破・睡眠再生・格闘
Gランク竜族魔力召喚
称号
最強に到れるもの
〝進化先〟
フェアリードラゴンEランク
必要ポイント1000
スモールドラゴンEランク
必要ポイント1000
ミニワイバーンEランク
必要ポイント30,000
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「変わりは..ないか..」
ステータスに変化はないがもう一度〝魔物の情報〟を開いた。
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魔物の情報
現ポイント900
魔王
ゴブリン(NO NAME)死体
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「ゴブリンの死体は..」
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魔物の情報
現ポイント900
ゴブリン(NO NAME)死体
吸収ポイント200
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「..使う道も知らないから吸収するか。」
『吸収します。』
「さて、増えたのはいいけど..進化しておくか..何の種族になろうかな?」
そうしてるうちにそれぞれの情報を見れた。
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フェアリードラゴン
大きさは人の肩に乗る程度。
鱗はなく体毛があり、その毛はふわふわしているため抱き心地はよい。
主に青い羽毛を生やす。
スモールドラゴン
高さは50cm程で長さは1.5m程。
魔力はなく、一般人と同じくらいの強さ。
ミニワイバーン
体は、小さく膂力が人と同じだが、
魔力はあるため高いところから魔法を打ち相手を攻撃することもある。
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「..この中ならスモールドラゴンかな?ミニワイバーンは..ワイバーンになるのか?まぁ、いいや..スモールドラゴンで..」
そうして、1000ポイントを使いスモールドラゴンに進化した。
「進化するの..早いな..けどダンジョンポイントが無くなったな..」
そう、洞窟のままでポイントがきれた。それも洞窟とはいえ5mもない。
「ん?寝るか..」
周りが暗くなって来たので寝ることにした。
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「眩しい..寝させてくれ..」
朝に弱いのが治っておらず..
『ギャギャ!』
殴られた。
「いてぇ!」
目覚めは最悪だった。そしてまた、ゴブリンと殺しあった。
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「ほんと、朝もおちおち寝てられねぇ..はぁ、配下を魔力で生み出すのはいいけどその魔力がZEROだからな」
そう、防衛もできない状態でしかも今のポイントは900だ..あのあと2匹ゴブリンを倒した。
「..通路を大きくするか..」
通路を増やして、迷路のようにしてみた。しかし、入り口までが遠いな..めんどくさい。そして、他にも通路を何個か重ねて部屋みたいにしてみた。
その間に、ゴブリンが侵入してきた。なんと1時間で1ポイントも貰える。だから、放置する事に決めた。