4月15日
9月8日
「ねえお父さん、お母さん。仮面ラ〇ダーのお人形誕生日だから買って。」
父「そうか、かなたも今日で3歳になるのか。」
母「時が経つのは早いわね。」
「ねぇ早く買ってよ。」
父「分かったから。行くぞ。」
「うん!」
・・・
「ハッ!」
4月15日九条かなたは眼を覚ました。
心臓がバクバクとしている。時計を見たらまだ4時だった。
「スーハー、スーハー」
深呼吸を何度かし、まだ早いがベットから出た。
なぜか、外に出ようと思いついた。そして近くにある公園に行った。
公園には誰もいなかった。まあ、まだ4時だしいるはずが無いと思っていた。
だが、その思いは裏切られた。女の人が血を流し倒れていたのだ。
かなたはすぐに近くに行った。そして足を止めた。
何だ、この匂いは・・・
さらに進んで、女の人の前に立ったとたん変な音がした。
「ぐがーーー」
・・・
「ぐがーーー」
・・・
は?
瞬時にかなたは嫌な予感がしたので過ぎ去ろうとした。
が、足首をつかまれ動けなかった。嫌な予感が的中してしまった。そして女がこう言った。
「少年よ、少年の家へ連れて行ってくれないか?」
なぜだろう。思いっきり殺したくなった。
「少年よこの恩は一生忘れない」
はぁ・・・あの女が
「連れて行ってくれるまで一生離さない」
と言ったから連れてきてしまった。そしてなぜあんな所で寝ていたのか理由を聞くところだ。
「たくさん飲んでいたらしらないうちにあそこで寝ていっちゃてた。エヘ!」
なぜだろう。また思いっきり殺したくなった。
疑問があったのでかなたは聞いた。
「あの血っぽいのはなんですか?」
「あーあれあれは赤ワイン」
かなたはこう思った。自分の馬鹿だったと。そして突然に女がこう言った。
「君、目がパッチリで可愛いね。」
「次言ったら殺します。」
「まだ生きていたいから言わないことにしよーっと」
小さい頃何回も言われてうんざりしているのだ。
「おっと、もうこんな時間」
時計を見たらもう7時だった。
「どこか行くんですか?」
「仕事にね」
「そうですか」
「この恩は一生忘れないよ」
「一時間後には忘れていると思います」
「はは、そんなこと言わなくてもまたどこかで会おうな少年」
そして女は家を出ていった。
かなたはおっと早くしないと遅れるなと思い準備を始める。
そして家を出て学校に向かった。10分歩き学校に到着しクラスに向かう階段で
「おはよ~」
聞きなれた声が後ろから聞こえた。
「おっ理緒じゃん、おはよう」
うしろには理緒がいた。
理緒と話しているうちにクラスに着きいつの間にかホームルームも始まっていた。
そしてかなたたちの担任の先生が発表された。
「おはようみんな。今日から君たちの担任になった東城美咲だ。よろしく」
この声に聞き覚えがあった。
「おっ朝の少年ではないか」
かなたは心のそこから思った。
最悪だと