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せっかく転生したのに日本でスキルが通販スキルなのはさすがにひどくないですか?  作者: 色蓮
2章

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第45話 方針

 若返りを果たした母と祖母だったが…。

母の方はギリギリなんとか誤魔化せるかもしれないが祖母の方はさすがに誤魔化しが効かないレベルなのでどうするか…。



「実際どれくらい若返るんだ?」

メイに聞く。

「ええっと濃度を調整したからお祖母様が飲んだ方は30歳、お母様の方は10歳ほど…」



確かに元々若々しかったのは間違いないが、祖母の実際の年齢は70歳。

老化防止の魔法で62歳の年齢から変わっていない。

周囲からは元々若々しかったのもあって年々若くなるねぇと言われていたがさすがに薬の影響で見た目が一気に30代位になるのはまずい。



ちなみに母に至っては、最初に会った時の年齢よりも若くなっているように思える。

36の時に老化防止魔法をかけていたので20歳くらいにまで見た目が若返っている。

正直これはこれでまずい…。



「急に若返ったって事でなんとかならない?」

「ならんだろ…」

さすがに化粧品等でどうにかなるレベルを超えている。



祖母の美代子は、元々仕事をしていないので最悪外に出なくても問題ないかもしれないが…。

「おばあちゃんは、しばらく外出を控えてもらって…母の方はメイクで誤魔化してもらうしか」

「老けて見えるメイクをするってこと?」

「まぁそうだね…」



しばらくはこれで誤魔化せる…かもしれないが…何か考えた方がいいかもしれない。

「あっ、紹介が遅れてごめん。もう1人が俺を保護してくれたエルナさん」

メイのせいで蚊帳の外状態になっていたエルナを紹介する。



「ああ、ごめんなさい。あなたがハヤトを助けてくれたのよね!本当にありがとう!」

「紹介に預かりました。エルナと申します。いえいえ、正直助けてもらった後に非常にこちらが助けてもらってしまったのでこちらの方が感謝したい位ですよ」



こちらは、母と祖母が感謝を口に出しエルナとしては気恥ずかしそうにしていたが和やかな雰囲気で終わった。



「今後の事を話し合いたいんだけど…」

と俺が皆が談笑している中で口にした。

「今後のこと?ああ、あんた学校への復学どうするの?」

まぁその復学についてもである。



「とりあえず、引っ越しをしようかと思って」

全員が驚きの表情を浮かべる。

祖父と祖母が住んでいた家だが、築40年を超えて傷んできている。

本来であれば建て直しも考えていたのだが…。



「ちゃんと説明するね。まず2人と一緒に済むのにあたって狭いっていうのが一つ」

3LDKの作りなので4人で暮らすには充分なのだが、今ですら俺とアヤネは同室だったりするので、ここに2人が追加されるとなると色々と不便がある。



「もう一つは、2人が非常に目立つという事と戸籍なんかの問題を抱えてる事」

正直、都心であればそれほど気にならないと思うのだが、我が家は郊外に位置する為、ご近所付き合いなども多くそれなりに周囲から認知されている。



そこに急に目立つ容姿の2人がやって来れば絶対に問題なるという訳である。

しかも無戸籍である。

稼ぎの面では就労する必要はないと思っているが、生活する上で身分が無いというのは非常に問題が多い。



下手に通報でもされれば彼女達は不法入国した外国人達と立場は変わらない。

俺達にもそれに加担していたという事で罪に問われる事も考えられる。



「一応、戸籍関連の事は出来ないか調べてみるけど…すぐのすぐは難しいだろうからさ。目立たないように都心に引っ越ししようかと」

人の出入りが多く周囲の人との関わりが薄い都心であれば恐らくそこまで目立たない。



寒村に引っ越す事も考えたがそれはそれで目立ってしまう。

木を隠すなら森、人を隠すなら人の中である。



「俺の病気の治療ということで復学では無くて転校、もしくは退学でもいいけど」

実際学校に通ってるメリットは、ほとんどない。

最悪そのまま大学にいくことも可能なのだから無理に高校に通わなくても良いと考えている。



「退学はダメ、一緒に通うの」

と妹に反対されてしまったので退学は無しとなった。



「職場等の関係もあって面倒かもしれないけどそれが一番かなって」

と引っ越す理由を説明した。

「ご迷惑をかけてしまって申し訳ございません…」

と言って2人が頭を下げた。



「確かに言ってる事は理にかなってるわね、それで一つ聞いておきたいんだけど」

と言って母が俺に問いかけてくる。

「その2人は、あなたが一生面倒を見る覚悟なのよね?」

「うん。命の恩人だからね」

と間髪入れずに答えた。



俺を保護してくれたエルナ、俺の為に危険を冒してまで俺を探してくれて今回帰れたのもメイのおかげである。

2人は一生俺が面倒を見るつもりでこの提案をしている。



「そういう事なら良いわ、皆で協力しましょう」

と母は受け入れてくれた。

恐らくかなりの負担をかけてしまうことは間違いない。

母に受け入れてもらって非常に助かった。



「まぁとりあえずは、これから色々大変だけどよろしくってことでご飯食べましょうか」

と祖母の言葉にならって全員でご飯を食べる事になった。



まぁ色々と問題はあるが、なんとかしていくしかない。

戸籍問題を解決しようと思うと行政の力を借りるしかない。

前世で世話になった奴に一度声をかけてみるか…。



まだ生きているのはテレビで見て知っているが…。

めんどうな問題にならないと良いがと思い、ある電話番号に連絡した。



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― 新着の感想 ―
前世では十二分に徳を積んでるみたいだし何とかなる…のか?相手からすると見知らぬ他人な訳だけど
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