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第46話 被害者

取調べ室に連れ戻されて、今度は被害者として調書を取られる。

そう思っていたのは、俺だけだったようで。


飛沫を浴びて少しだけ火傷してるから早く解放してもらいたいんだが。

今度は目撃者多数の上、咲良に録画してもらってたからすぐに帰れると思ったんだけど甘かったようで。

どうやらテロリストモドキの輩の侵入を許したことでメンツ丸つぶれの現場が、どうにかして無かったことにしたいようだ。

勿論、そんな事はさせないんだけどね。

現役弁護士まで拘束して取り調べるなんて、はっきり言って無謀だよな。


「そろそろ帰りたいんだけど。この火傷も跡が残りそうだから、早く医者に罹りたいな。ところで、弁護士呼ぶように伝えたのはどうなってるのかな?」


「いや、貴方にはさっきの女と共謀の嫌疑が掛かっている。全部明らかになるまでは釈放は無い。」


「へぇ〜、そうなんだ〜。ところで、令状は?弁護士は呼んだ?」


「テロリストの容疑者には必要ない。大学に立て籠もったお前の仲間が呼んでるからな。」


「へぇ〜?何それ。」


「籠城したお前の仲間が人質を取って、開放の条件でお前を連れてこいと。」


「んで、あんた達はそれを真に受けていると。」


「っ、ふざけるなっ、テロリスト風情が!」


あ〜、煽り耐性が全く無いな。全部録音させてもらってるんだけど。

一見ボイスレコーダーには見えない機器がいくらでも有るんだからね。

咲良と粕谷さんは無事だろうか。


ドアの外が騒がしくなったと思ったら、乱暴に開けられたドアの隙間から粕谷さんが、


「坊っちゃん、釈放です。」


これ以上ない笑顔の粕谷さん。

釈放じゃぁ無いでしょ!

まあ、ここから出られるのならどうでも良くなってきたけどね。


唖然としている取調官に、


「というわけで、帰っていいかな?」


「っ、駄目だ!テロリストの嫌疑が……………」


「だそうです。」


粕谷さんの後ろから部屋に入ってきた青年に確認するように話しかけると、振り向いた取調官が青ざめて崩れ落ちるように座り込んだ。

作者より




年度末の修羅場を凌いだと思ったら転勤転属昇格と言う名の粛清の嵐が職場に吹き荒れておりまして、中堅の退職者が多数出まして違う意味で修羅場となっておりまして。


しぱらく更新頻度が落ちますのでご了承願います。

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