クリスマス小話
本編も更新してるのでそちらをまずどうぞ!
~祝福を受ける前のクリスマス~
「ねえシャロ」
「何、エリー?」
「プレゼントって何をお願いしたの?」
途端にシャロンは下を向いてもじもじしだす。
「いや、、、やっぱり言いたくないならいいよ」
「笑わない?」
頬を恥じらいのためか薄く朱に染めて、上目遣いでこちらを見てくるシャロン。
「笑わないよ。笑ったら1面の雪の中に僕を埋めてくれて構わないよ」
わかったと言ってエリアスに向き直るシャロン。
「……の……ちょう」
「えっ?」
耳に手を当てて聞こえないよーなんておどけたポーズをするエリアス。
実際シャロンの声は小さくて聞こえていないのだが。
「む……の……ちょう」
んー?
やっぱり聞こえないエリアスはからかうかのような態度を崩さない。
「胸の成長よ!」
限界に達したイラつきが大きな声となって現れてしまう。
はっと自分の口を抑えるシャロンだがもう遅い。
シャロンはちらりとエリアスを見ると……
「…………プスッ………………ふぅー」
笑いをこらえていた。
自分の悩みも知らないで呑気なものだと思う。
「だってだって、最近のエリーはサンドラちゃんの胸ばっかり見て…………」
ちょっと涙声へと変わっていくシャロン。
「ごめんシャロ、これは男に生まれたからにはしょうがない事なんだよ。」
「でも、、、。
結局サンタさん願い事を叶えてくれなかったの」
いじけたシャロンも可愛いなんて思うエリアス。
「大丈夫僕の願いも叶ってないから」
ちらりとエリアスを見るシャロン。
「じゃあエリーは何を願ったの!」
えーっとと言いながら明後日の方向へと目線を向けるエリアス。
「ゴリマッチョになるための筋トレグッズ?」
「どうして疑問形なの!ほら、素直に言いなさいよ」
追っかけっこが始まる。
軍配が上がったのはエリアス。
「むぅぅぅーーー」
更にいじけるシャロン。
「じゃあエリー、さっきの約束で雪に埋まってくれるよね?」
硬直するエリアス。
「ほらさあさあ」
そうして雪山の中に埋められる。
でも
エリアスにも言い分があるのだ。
(シャロンが欲しいなんて言えないから今年はサンタさんに何も頼めなかったんだよ~~~~!)
似た者同士の2人であった。





