エピローグ
読んで貰えると嬉しいです。
短いです(笑)
サルネス暦2142年9月10日。
バグをゲイルが駆除した日から6年が経った。
バグに刺された人もゲイルが用意した血清で助かり、バグによって死ぬ者も居なくなり、ゲイルはあの日から数日後にカルロス夫妻の養子となり、博士になったカルロスの片腕として働き始めた。
今日は、ゲイルがカルロスの家族になった記念の日だと、カルロスが休みを取り、気晴らしにとゲイルを連れ海に来ていた。
「何で海なんですか?」
つまらなそうにゲイルがカルロスの方を見て言うと、カルロスは、
「良いじゃないか、海は綺麗だし、お前も来たがってただろう」
と満足気に答えた。
「ボクの来たかったのは真夏の海です」
「何だ?お前、水着の可愛い女の子が見たかったのか?」
「違います。それはカルロスさんの方なんじゃないですか?」
「そんな事は無い……ていうか、いつになったらお前俺の事お父さんって呼んでくれるんだよ」
「さぁ、いつの事でしょう?」
ゲイルはそう言うと、つまらなそうに拗ねているカルロスを見てクスリと笑い、近くに停めてある車の方へ歩き出した。
「いつまで拗ねてるんですか?お母さんが家でケーキを焼いて待っているんですから、早く帰りますよ、お父さん」
「……!お、おう!」
カルロスは、嬉しそうにそう叫ぶと、少し涙目になりながらゲイルの居る車へ駆け出した。
はじめましての方もそうでない方も読んで下さりありがとうございます。
終わりました。
少し寂しいです。
続きがあるかもね?( ̄▽ ̄)
では、次の作品でお会い?しましょう。
ここまで読んで下さりありがとうございました。