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世界情勢
神話がお伽噺となった時代、魔法は廃れ、人々が鋼鉄の武器を手に魔獣と戦うようになった世界。
様々な大陸が存在し、それぞれ異なる国風を持つのは勿論。
何よりも特徴的なのは、言語を介しコミュケーションを図るのが人だけでは無い、という点だろうか。
笹穂のような耳と美麗な顔立ちをした森の民、エルフ。
木の葉のような耳と重厚感のある顔立ちをした山の民、ドワーフ。
小柄な体躯に陽気な空気を詰め込んだ放浪の民、ハーフリング。
獣の爪牙を備え日夜鍛錬に励む荒野の民、ワービースト。
彼等は種族毎にいがみ合い、時に抗争を繰り広げはするものの、基本は共存し、互いに必要な物を補いつつ共存している。
また野には動植物の他にも、大気中の魔力を取り込んだ魔獣が蔓延り、知的種族への脅威として鎮座する。
掠れた神秘と現実の溶け合った不思議な場所、それがこの世界の現状である。