優しい月へ
この詩を、二〇一六年末に「なろう」を引退された優月様に捧げます。
あなたを引き止められないと
わかってはいるはずなのに
私の持つ言葉の全てで
何とかできないかと探っている
あなたが決めた これも一つの道なのならば
他の誰に あなたの選択を止められよう
あなたが悩み
あなたが苦しみ
その果てに選び取った答えなら
誰に止められるだろう
誰に止める権利があるだろう
どれだけ言葉を並べても
止めることなんてできないのだから
あなたの紡いだひとかけら
すくい取って 抱きしめて
あなたがここにいたことを
忘れずに 憶えていたいから
葵枝燕でございます。
『優しい月へ』、ご高覧ありがとうございます。
二〇一六年十二月某日に作成し、やっと掲載する決意ができました。迷いに迷ったタイトル付けのためですね。
その場の勢いで、文を連ねた憶えがあります。まあ、一ヶ月前のことなど、満足には思い出せないのですが……。
読んでいただき、ありがとうございました。