弓の行方
「・・・すぐみつかるから、なんてかっこいいこと言っちゃったけど・・・」
雪亜は実はなんにも考えてなかった。てか怪しい笑み浮かべれば絶対依頼うけてくれるのを知っていてやった。
「ひいいいいいい・・・みつかんなかったら『殺していいかな?』っていわれるにきまってるううううう」
「ばあっ!!!!!」
「うわああああああああ!!!って春音さん」
あいかわらず元気な春音さん。受付とは思えない露出度の高い格好
「まぶしい・・・」
「へ?何が?」
「いえこっちの話です」
「もー話してよー!今は【敵軍】の方じゃないんだから」
そういった彼女の眼は酷く揺らいでいた
「___いや、ほんとになんでもないの。ちょっと弓探してるだけだから」
「まだ弓みつかってないの?」
「うん・・・レモーネさんもわかんないみたいだし・・・」
「そんなんじゃルフレに会う羽目になるよ?」
___ルフレ その名前を聞いたとたん耳鳴りが響いた
「・・・会わないように努力します」
「まあ頑張れー☆・・・あと一つ」
「?」
「大広間で弓が落ちてるってさ」
「それって」
春音さんは綺麗な笑顔で笑いながら
「みつかるかもね」
といってそそくさに逃げてしまった
「___大広間か」
私は大広間に一直線に向かった