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笑み
爽やかな朝__そんな中一人だけ機嫌が悪い少女がいた___
「結局弓見つかんなかったよああああああああ依頼もうけてないしいいいいいいいもうおわりだああああああああ」
「・・・それじゃお母さんの仇打てないじゃない・・・」
「・・・ちゃーん」
「・・・きーあーちゃーん」
「ゆーきーあーちゃーん」
「っ!!何!?」
「雪亜ちゃんったら授業中に寝ちゃだめだよ」
「あっ・・・ごめん」
「まだ弓見つからないの?」
「うん・・・最悪予備用の弓使うことになるんだよね・・・」
「あれれ・・・良い依頼見つけたのになあ」
「良い依頼?」
雪亜は依頼を人一倍こなしているせいか”良い依頼”と聞くと無性に子供心をくすぐられる
「うん。シャーククォーク:キングサイズ討伐・・・だって」
「キングサイズかあ・・・最近キングサイズと戦ってないからなあ」
「しかも報酬が蒼の羽と800ドル」
「___その依頼受けといて」
「えっ、でも弓が__」
「いいの。すぐ見つかるから」
___雪亜はそう言いながら笑みを浮かべた