胸騒ぎ
「おっ、雪亜弓みつかったの?」
「・・・レイ達は元気でいいね・・・」
「・・・その様子だと見つかってないみたいね・・・」
「あっ、雪亜ちゃんの分のうどん取っといたよ」
「ニャルさん天使!!!」
「うどん取っといてくれたのレイちゃんだよ。」
「・・・あざーす」
「おい」
「ごちそうさまあー☆」
雪亜はそう言うとすぐ立ち上がった
「あっ、今日Bランク組は授業ないの?」
「・・・SSランクじゃなくて悪うございましたー」
「まあ天下のSS様と仲良くしてもらってるのに喜べ」
「・・・ちっ」
「おい」
レイはそう一言言うと自分のクラスに行ってしまった
「雪亜ちゃん、私自室で剣研いでるねー」
「はーいよ」
雪亜はニャルべルが向こうに行ったのを確認してすぐ弓を探しにいった
「・・・ない。どこを探してもない!!!」
「あれ?姉ちゃんどうしたの?」
そう話し掛けてきたのは弟の雪
「私の弓がなくなっちゃって・・・」
「ああ母さんの?」
「・・・うん」
「・・・とりあえず僕の予備用の弓貸してあげよっか?」
「いや、予備用の弓ならあるんだ。でも・・・」
そこまで言うとなぜか雪亜は口ごもった__そしてそれを悟ったかのように雪は何も言わなくなった
「・・・じゃあ私弓探しに行かないといけないから」
「・・・いってらっしゃい」
___雪亜は誰もいないのを確認するとその場を即座に立ち去った
「・・・早く弓見つけないと」
雪亜はかすかな胸騒ぎをかんじて自室に戻った