占い結果の末に
「おじゃましまーす・・・」
入ってみるとただの薄暗い部屋で中には牛の模型やら星の模型やらがかざってあったり吊るしてあったり
「うへええ・・・こわいこわい・・・」
銃が飾ってあるところをみると銃も使えるし魔法も使える完璧なんだなあと少し羨ましくなる
「てかさ、ここの部屋無駄に広いような・・・魔法でなんかしてんのかな」
「ばあっ!!!!!」
「うはあっ!!!!!」
「いらっしゃい雪乃さ・・・じゃなくて雪亜ちゃん」
「ちょ、レモーネさんびっくりさせないでくださいよっ!!」
「ごめんなさいね」
誤りながらも口元には笑みを浮かべている
「で、雪亜ちゃん。どうしたの急に」
「弓がジーザスしました」
「ははあ、どっかにいったのね」
「よく通じましたね」
そう雪亜がいうとレモーネは不思議な笑みを浮かべてこういった
「勿論。雪亜ちゃんのおもってる事なんてお見通しよ」
__雪亜が占いを信じたくなくなる理由・・・全て見られているような感覚がどうもだめなのだ
「・・・もちろん雪乃さんのことだって、雪くんのことだって、昨日食堂でぬすみぐいしてたのだって」
「最後のでシリアス台無しなんですけど」
「だってほんとのことだもの」
「・・・」
「んで弓が無い、だっけ?」
「うん・・・レモーネさんだったらわかるんじゃないかなあっt「だめね」
「はい?」
「だから、駄目ね」
ん???100%当たる占いがなんでかな???
「私の能力は未来予知と過去をみるだけ。物を探しあてるなんて一言もいってないわよ」
「え・・・じゃあそれって・・・」
「無理ね。ここまで来て貰ったのには悪いけどごめんなさいね」
「ええええええええええええええええええええ」
「ってことでさようなら」
「・・・ありがとうございましたー」
ガチャン
「もうレモーネったら趣味悪いなあ」
「別に、あの子だったらすぐ見つかると思ったからあえて言わなかったのよ」
「もーそれじゃあまるで貴女に相談するように言った私が悪者みたいになるじゃない」
「春音は雪亜ちゃんに甘すぎるのよ」
「だって可愛いんだもん。それに・・・」
「それに?」
「わかってる癖に」
「ふふふふ」
「さてと、雪亜ちゃんはどこに向かうのかなあ」