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入学式後

すみません。なかなかいいネタが出なくて

やっと出ます正月一日前


「黒髪黒目って」

「ちょっと不気味」

俺は今廊下を歩いている。

そうだ言うのを忘れていたな俺は黒髪黒目、日本に普通にいる平凡な色だがこっちの世界では黒髪黒目は珍しいらしい・・・良くないほうで。

服は私服にこの前買ったコートを着ている。

(意外と綺麗になったんだそしたら防御力も結構Upしてたんだよな)

カナタはそう思いながら三十分前の事を思い出していた。



~三十分前~~

「今日はもう授業は無いから帰っていいぞ。あ、そうだ私の名前はカーリ・ハメランタだこのクラスの担任だ!」

先生が教室を出て行った。

さあ今日も家に帰って父さんと修行をするか。

俺が帰ろうとした時。

「きれい」

ん?

俺はこの教室にいる三人(・・)の位置は把握してるはずだ(把握することは自力で取得したこれだけは覚えろと親父に言われて。すっご苦労したわぁ)・・・じゃあ一体

「誰だ!!」

後ろを振り向くと髪は銀色のロング、瞳はライトレッドで身長は俺より5センチは低くとても気弱そうで黒いワンピースを着てポケットからピンクのハンカチが印象的な女の子が立っていた。

「ひゃあ・・・ご、ごめん。その…脅かす気はなかったの・・ので・・・ご、ごめんなさい。」

そう言って少女は教室から出て行った。

「…誰だ?」

「彼女はスイラ・ルーサー結構自分の姿を隠すからあまり情報は入ってこないのねぇー。」

一癖も二癖もあるような声が後ろから聞こえた。

髪は薄いグリーン瞳は黄色手にはいろいろな書類を持って白衣を着ているまるで研究者を思わせる格好の女の子が横からぬぅーっと顔が出てきた。

「君は誰?」

「えー、驚かないのつまんなーい。」

驚かすつもりだったらしい

だって場所は把握してるんだもん。

「君は誰?」

「私、私はねぇシェリー、シェリー・フェリシテよろしく頼むねぇー」

「ああ、よろしく俺はカナタ・ウォーカ、カナタって呼んでくれ」

「わかった。じゃあカナタ時々情報教えてねぇーじゃ、また明日~ねぇ~。」

彼女は情報屋みたいなものををしているみたいだ

何故、彼女がスイラの情報を教えてくれたかは疑問だが有りがたく覚えておこう。

「ああ、じゃあね。」

シェリーは教室を出て行った

「さあ俺も行くか」

教室を出た俺は生徒玄関に行こうとしたら

「ん?ハンカチ。」

そこにはピンクのハンカチが落ちていた。

「これは?」

(スイラさんのハンカチ)

はぁーじゃ、探すかぁ~

探すのめんどいなぁ~

そう言えばあの子なんで綺麗って言ったんだろう。



~てことで今に至る~~

んー、居ないなぁ~

ちょっと意識を集中させてみよう

「ハッ」

意識を集中させると周りの人の形と物が目をつむってもよくわかるようになった。

その中で少しぼやけて見える人影があった。

あれかな?

意識の集中を解いてその場所を集中して見てみた。

「あ、いた」

駆け寄り俺は話しかけた。

「ねえスイラさん待って。」

「ひ!なんで・・・わかるの・・・わたし・・の・・・ばしょ。ふつう・・の・・ひとは・・・わから・・ない・・だけど・・・なんで・・わかるの?」

上目使いで手を組み合わせながら小さく怯えながら質問してくる。

ヤバイ、かわいい。

お、俺は別にロリコンじゃないぞ。

おさえろぉ~、いったんおさえろぉ~

切り替え切り替え…よし

「人の場所は大体わかるもんだよ普通じゃない」

まあ普通に探したわけじゃないんだがあまり俺の能力はしゃべりたくない。

また上目使いで

「普通・・・じゃない・・かも」

と弱く指摘された。

そうだが

「まあいいや、はい君ハンカチ落としたらしいよ。」

「あ!…ありがとう」

彼女は今ポケットの中身を調べて今気づいたらしい。

「でもスイラさん俺を見て何が綺麗だったの」

「う…いや・・あの……そう向こうの…の…蝶が…き、綺麗だったの。」

「えっ、そんな蝶いた?」

「うん、いた…いたよ」

「そう、じゃあ僕はちょっと行きたい所があるから、じゃあまた明日ね。」

「うん…じゃ・・あ…ね。また…明日。」

こうしてハンカチ届ける作戦は無事終わった。

作戦と言えるもんじゃなかったが…

それにしても蝶なんていたかなぁ?

まあいいか

まったくかすりもカンズいていないカナタがいたのだった。


~スイラ~~

どうしよう絶対怪しまれてるよぉ~~

あたふたあたふたしながら頬が赤くなるのをスイラは感じていた。

(だってあの透き通ったあの黒色とっても綺麗だったのだよぉ~つい“綺麗”って言葉が出ちゃったの~)

誰に言い訳してるようなことを頭で想い現実逃避を図っていた。


~ギルド前~~

「ここか」

俺は木でできた木造建築のとても横に大きく円形になっている。窓、扉は木でできており観音開きであるガラスは使用しては無く木でできた窓は開け放てられている全体をみると歴史を感じさせられる。

そう、ここは冒険者ギルド前。

冒険者ギルドは、その名の通り冒険者に仕事を与える場所。

特別生なら小学生でも受けれる様になったのはこのごろだ。母さんの時代は中学生からだったらしい。

…まあ、いいや。

俺が何しにここに来たのかは大体わかるだろう。

そう、ギルドに加入しに来たのだ。

明日から授業が終わったらギルドで依頼を受けることにした。

LvUP重視でいきたいと思う。

じゃあ入るか

「カランカラン」

中に入ると全体をよろいで固めた人、ローブを着て杖を持ってる人、短剣を腰にさしマントを着ているがとても露出度が高い人、色々な人が集まっているがギルド内はとても大きいがその60%くらいを冒険者が占めている。

ここがギルドか。

カナタの周りの人の目がほとんどこちらを向いている。

罵倒するもの

噂するもの

ただ眺めるもの

色々なものがいるがあまり気にしなかった。

つかつかと人ゴミを分け進んでいく。

ちょうど開いている受付があったのでそこに行った。

そこには

「いらしゃいませー。」

身長は俺と同じくらいの少女がいた。

黄色の髪をうなじ辺りで切ってあり

目は藍色で眼光は鋭く、首にはロケットを付けて服はぶかぶかだが制服を着ている。

(近ずきがたいのは大体わかった)

「ここの受付の人は」

「今留守にしてるのーだから私がやってるの。」

「できるの?」

「うん」

「じゃあ、ギルド加入申請お願いします。」

「はい、でもあなた様は初等科の生徒ではないのですか?」

「はいそうですが、家の事情と特別生の権利でギルド加入申請しに来ました。」

「では、家からの承諾証は持ってますか?」

承諾証はこの前の手紙でソラ姉からもらってる。

中等科以下はこの承諾証がなければギルドには入れない仕組みになっている。

「はいこちらです。」

承諾証をカナタは少女に渡した。

「はい確認しましたこちらの書類は学校からもらってますからあとはこちらに指を置いてください。」

俺は指を出されたカードに指を置いた。

(指紋認証みたいな感覚がする。)

「はいこれでギルド加入は承諾されました。カードをどうぞ。」

俺は少女にクレジットカードのようなカードを手渡された。

「こちらのカードは冒険者カードになりますので紛失、破損の場合レベルに応じた金額が求められます。ランク、Lv、冒険者ギル名と順に書いてあります。」

「冒険者ギル名ってなんですか?」

「冒険者ギル名とは冒険者ギルド内の集まりのようなものです。一人から二人のごく少数の集まりもありますが四十、五十からできているギルもあります。今、カナタ様はどのギルにも所属されていませんので”ギルなし”と表示されていると思います。」

確かに”ギルなし”と表示されている。

「ありがとうございます。すみませんが名前は何ですか?」

「何故聞くのですか?」

「いや、これからまたお世話になるかもしれないから一応です。」

「そうですか、私はクララ・バルナですあなたと同じ学年ですクラスはB。これからもよろしくお願いします。」

『ラ~ラッ、ラ~ラッ、ラッララッ』って言いそうな名前。

それは相方か

「よろしくお願いしますカナタ・ウォーカーです。でもなんでクララさんが受付を?」

「今日、ここのカウンターの人が風邪ひいてしまって代理で私が入ってます。」

「何故、あなたを?」

「ギルド長の娘だからですよ。」

「仕事はいつ覚えたんですか?」

「毎日見てるから大体わかるわ。」

(普通、見て覚えてすぐできる事は無いと思うが…)

「そうですか。じゃあまた今度」

「じゃーね。」

そう言って見送られたカナタはギルドを後にした。





次は今回出ていなかったクラスメイトでま~す

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