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入学式

「母さん、行ってきまーす。」

「気を付けるのよぉ~。」

「はーい。」

今日から学園生活、学園は

セルフィア学園初等科     

セルフィア学園中等科   

セルフィア学園高等科

大きく分けて三つの科があり

初等科は小学校

中等科は中学校

高等科は高校

って感じの認識になってる。

前も行ったと思うが

初等科は五年間

中等科は四年間

高等科は四年間

となっている。

学園は校舎と寮があり。

学校は街のはずれにあり普通学校まで歩いて二時間だが俺は体力を付けるため全速力で毎日走り一時間で学校に行くようにすいるつもりだ。

昔ソラ姉もそうしていたんだが勉強に使う時間が無くなるとかで寮に行ったとか。

ソラ姉は結構勉強熱心だったんだなぁ~

ソラ姉は今年高校三年生だから一年だけ学校で一緒なんだよなぁ~♪

楽しみになってきた。

ソラ姉からの手紙は一カ月に一回きちんと送られてきている。

無論きちんと手紙は送っている。

一度遅れた事があったのだが、その時はダッシュで家に帰ってきたそうだ。

学園の合格発表は試験の三日後に送られ、順位とクラス分けは入学式で発表されるそうだ。

まあ、まずはダッシュ!!






~セルフィア学園入学式~~~

「今からセルフィア学園入学式を始める。」

ふう、何とか間に合ったギリギリ五分前だったからなぁ。

距離は遠かったが汗で服がぬれる事は無かった。

「学園長挨拶」

お願い長くならないで。

昔、中学校に入学する時、校長の話が30分も続き倒れた事があった。

この頃は減ってきた方だが、話しが長い校長はとにかく長い、生徒たちはそれを気を付けと言う体勢の拷問を耐えて入学していく。

まさに鬼の門である。

倒れたら一発処刑(高学年にいじめられると言う事)である。


「私は学園長アンドレ・クリストだよろしく。」

しかし幸運な事にここの校長はうだうだ言うタイプじゃなかった。


「順位成績発表。」

「まず、筆記試験順位成績三位までを発表する。」

校長が手に持った紙を読み上げる。

「一位、これは二人いる合計点数900点、カナタ・ウォーカー、同じくスイラ・ルーサー!」

後ろから声が聞こえる

「おいおい満点だって頭おかしいんじゃないのか?」

「馬鹿言うな、頭おかしかったら0点だろうが。」

正論だ

と思う反面、あほらしいと心でクスリと笑ってしまう。

「いや、おかしい頭だけど学力高いやついるぞ」

それは天才ってやつだ。

「誰だろうカナタ・ウォーカー君って?」

「さあ、スイラさんって子もすごいわねぇ~。」

うわさされてる、これは後から面倒なことにならなきゃいいんだが。

「一位が二人いたので次は三位になる三位は合計点数895点ナターシャ・フォゼリンガム・パーカ!」

次は前から声が聞こえる。

「おいおいフォゼリンガムって誰だよ」

「知らないのか、隣の国の王女だよ!」

ふーん、王女様ねぇ。

「では次へいく次は実技試験一位カナタ・ウォーカ!」

前後から声が聞こえる

「オイ誰だよカナタ・ウォーカってのは頭腐ってんじゃないのか」

「頭腐ってたなら死んでるよ。」

またもや正論

「そいつはチートだ絶対!」

はいチートですが何か。

っていうかチートって言葉あんのかよ。

「ニ位ジェラルド・ローリー、三位シェリー・フェリシテ。これにて順位発表を終わる。」

「これにて入学式を終わります。クラスは生徒玄関の掲示板に貼ってありますのでそれにしたがって教室に入ってください。十分後各クラスでミーティングがありますので急いで教室へ向かってください。解散!」

終わったぁ~!

カナタは小さく心の中で叫んだ。


~入学式終了後~~~

「ここはどこだ?」

俺はAクラスに行く予定だったんだが…

大きな建物に、きれいな庭園が目の前には広がっている。

迷った。

完全に迷った

前世では・・・うん、迷ってなんかいなかったぞ確か。

「誰かいないかなぁ~って、いた」

「すみませーん」

「ん?」

「あ、ソラ姉」

「カナタ?まさかこんな所にいるわけ無いか。」

「ちょ、ソラ姉、俺だよ俺、カナタだよ!」

「え、カナタ!!!!」

「そうだよ!」

「なんであなたがいるの?」

「いやだって入学したんだもん。」

「え、今年だったの!」

「うんそうだけど・・・一つ聞きたいんだけど・・・ここどこ?」

「ここは、高等科の校舎よ。」

ん?

「え、なんて?」

「カナタ、初等科は隣の校舎よ。カナタってもしかして方向音痴?」

「うっ、」

違うと思いたかったが、図星だった。

「まあ、私が送ってあげるわ。」

「ありがとうソラ姉」




~初等科校舎~~

周りからの声が・・・

「あれ、ソラ・ウォーカーさんよね。」

「え、あの業火のソラさん」

・・・

「ソラ姉…その…有名なの?」

「私はそんな強くないと思うけど。」

「何レベル?」

「65レベル」

「ソラ姉自分の強さ自覚したほうがいいよ。」

「そう?」

「そうだよ。」

いつか恨み買うよ

「まあいいわ、でクラスは何クラス?」

「Aクラスだよ。」

「初等科でAクラスってすごいわねぇ。」

すごいか?

「ソラ姉は初等科は何クラスだったの?」

「Bクラスだったわ」

「いまは?」

「Aクラスよ。」

「へーぇ。」

俺も自覚しとこ

「ついたわよ。」

壁にAクラスという看板がついていた。

「ありがとう。」

「どういたしまして、じゃがんばってね。」

「あ、ソラ姉」

「ん、なに?」

「俺、頑張るから!!絶対強くなるから、守られなくてよくなるように頑張るから。」

もうソラ姉を絶対泣かせない!!

「うん、頑張ってね。」

とても優しい笑顔でソラ姉はそう言った。



~~教教室で~~~

「し、失礼しま~す」

カナタは恐る恐る教室に入った、何せ五分も遅れてるんだ。

「おいおまえ五分遅刻だ、なぜミーティングに遅れたのだ?」

この人って、筆記試験の時の先生だ

「道に迷いました、すみません。」

「どこまで行ったんだ?」

「高等科の校舎です。」

「・・・ま、まあいいだろう空いてる席に座れ。」

ちょと引いた?

「はいすみません」

「まあいいでは今からミーティングを始めるまず主席を取る。カナタ・ウォーカ」

「はい」

「ジェラルド・ローリー」

「はい」

「ナターシャ・フォゼリンガム・パーカー」

「はい」

「シェリー・フェリシテ」

「はい」

「スイラ・ルーサー」 

「はい」

「全員揃ってるなよしお前ら全員特別生扱いになるギルドのランクは自由にランクを上げていいでも無茶はするなお前らが死んでも学校側はいっさい何も言わないからな自分の力は自分で判断しとけよ。」

「「「「「はい」」」」」」

「ではこれでミーティングを終わる。」

「「「「「ありがとうございました」」」」」




こうしてカナタ・ウォーカの学園生活が始まった。



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