入学試験
ずいぶん遅くなりました。
すみません!!
「ごしごし」
『ミスリルコート
デザイン:ブラックコート
効果:夜かぶると透明になる
防御力22(自分の意思で防御力が変わる(最高900)+10UP』
「ごしごし」
『ミスリルコート
デザイン:ブラックコート
効果:夜かぶると透明になる
防御力32(自分の意思で防御力が変わる(最高900)+10UP』
「ごしごし」
『ミスリルコート
デザイン:ブラックコート
効果:夜かぶると透明になる
防御力42(自分の意思で防御力が変わる(最高900)+10UP』
…面白いほど防御力が上がっていく。
魔法を使ったらどうなるだろう?
「『クリア』」
クリアはそのものをきれいにする魔法だ。下級魔法上位に位置する魔法だ。
これを使うのを忘れていた。
『ミスリルコート
デザイン:ブラックコート
効果:夜かぶると透明になる+夜かぶると夜でもよく見えるようになる。
防御力150(自分の意思で防御力が変わる(最高900)+108』
…思いっきり防御力が上がったって効果も増えた。
「コートも綺麗になったしまあいいか。」
家にあるハンガーにコートをかけ物干しざおにかけ干して家に入った。
「母さん、洗濯してきたよ。」
「わかったわ。カナタもうすぐ受験でしょ。受験前にちゃんとCカード確認しときなさい。」
「わかった。」
さてCカード確認しときますか。
カナタは自分の部屋に戻り机の引き出しからCカードを取り出し指を押し付けた。
Cカードは最初は血がいるが次からは指紋だけでいい。
「さて今の俺のレベルはっと。」
Lv:35
職業:受験生
体力:1000
攻撃力:200
防御力:500
魔力:2100
知力:世界神の知力
素早さ:150
魔法ランク:中級魔法下位
加護:世界神
スキル:透視
特殊効果:魔剣技術習得達成時間半減。
まあこんなもんだろう。
「母さん、確認しといたよ。」
「あら、レベルは何だった。」
「35だった。」
「え、レベル35!!」
「うん、そうだけど何かおかしい?」
「おかしいわよ、レベル35って中等科に入れるレベルよ!!」
「え、そうなの!!じゃ、じゃあどうせればいいの?」
「少々レベルを偽りましょ!!」
「え、いいのそんなことして?」
「ばれなきゃいいのよ。ばれなきゃ。」
「何でばれちゃいけないの?」
「あなたの友達が減るからよ!!」
「はぁ~、でどのくらい偽るの?」
「ん~そうねぇレベルを25くらい下げましょうか。」
「でもCカードでわかちゃうよ。」
「だいじょうぶよ。私を誰だと思ってるの超級魔法下位の実力なめんじゃないわよ。ふふ」
そう俺の母さんは超級魔法下位の実力を持ってる。
うちの両親すごいやろ。
誇りの母さんと父さんです。
「ってそんなことできるの?」
「超級魔法下位の『フェイク』を使いましょう。私以上じゃなかったら見破れないわ。」
「じゃあ一回使ってみて」
「いいわよ、『フェイク』」
ぼやん、
『Lv:10
職業:受験生
体力:100
攻撃力:25
防御力:100
魔力:900
知力:世界神の知力
素早さ:15
魔法ランク:下級魔法下位
加護:世界神
スキル:透視
特殊効果:魔剣技術習得達成時間半減。』
「どうかしら?」
「うん、ちゃんと下がってるよ。」
そういえば出来るのかな?
透視!!
目の前がかすみがかり違う結果が出てきた。
Lv:35
職業:受験生
体力:1000
攻撃力:200
防御力:500
魔力:2100
知力:世界神の知力
素早さ:150
魔法ランク:中級魔法下位
加護:世界神
スキル:透視
特殊効果:魔剣技術習得達成時間半減。
やっぱり透視を使うとフェイクが見破れるんだ。
発見発見!
「これならごまかせそうだね。」
「ええ、ごまかせるわ。」
「あ、そういえば普通他の人のCカードは確認できないよね。母さんは特別なだけで他の人は見れなかったよね?」
「あ。」
…母さん?
「やっぱり『フェイク』は使わないでいいようね。」
「……」
おいおい
「ごめんねカナタ。」
「いいよ」
「でけど試験の時、力出しすぎないようにね。」
「わかったよ母さん。」
~試験当日~~
俺は今教室に居る。
もうすぐ試験が始まるってそわそわしてる。
ガラガラガラ
「決まった席に付けもうすぐ試験を始めるぞ。」
気の強そうな試験官のような女性の人が来た。
「では今から筆記試験を開始する試験開始!」
ガリガリガリ
ガリガリガリ
ボキ!
ガリガリボキ!
ボキ!ボキ!ボキ!
大丈夫、鉛筆の換えは30本はある。
にしても問題数が多くても問題は簡単じゃんか。
間違えてないか念のため確認はするけど。
(情報接続!)
間違いはっとあ、あったあった見逃す所だったぜ。
「筆記試験終了!」
次は実技だ!
力を出しすぎないようにしないと。
「69番、え~、カナタ・ウォーカー君。」
「はい!」
初老の先生を思わせるお爺さんが話しかけてきた。
「聞きくけど、レベルはいくつ?」
「10レベルです。」
「レベルは10っと高いですねぇ。」
ん?
「あの、学園入学時の平均ってどのくらいですか?」
「大体平均5レベルって所だね。ま、10レベルの子も時々いますがね。」
(母さん、十レベルって意外と高いじゃん。)
「ではこちらの魔力測定器に手を乗せて。」
「はい。」
(ここは力を抑えて。)
カナタが手を置いた瞬間
「パァリィン!!」
粉々に砕け散った。
魔力調節しても意味無かった!!
初老の先生もびっくりしている。
母さんこの時の対応どうすればいいのぉ~。
「き、君はどのくらいの魔力を持ってるのかな?」
「はい、1000くらいです。」
平然を装ったが内心ハラハラだ。
「千!まあそれなら測定器も壊れるのも当たり前か。じゃあ次に行こうか。つぎは、一番強い魔法を使ってもらう。」
「はい。」
1000の一番高いやつか。
ならあれだな。
「じゃああの的を狙って打ってくれる。」
初老の先生は目の前の小さな的を指さした。
「はい『ファイヤーショット』!!」
俺が選んだのはファイヤーショット
ファイヤーのピストルぐらいの速さを出したものだ。
初老の先生は目を見開いた。
「君は中級魔法下位の魔法を使えるのかね?」
「はい。」
「…まあ良いでしょう今日の試験はお疲れ様そのまま帰っていいよ。」
「はい、ありがとうございました。」
さぁて、どうなるかなぁ?
~学園長室~~
学園長は今回の入試の書類に目を通していた。
「ん?」
「どうしました学園長?」
答えたのは、実技の時に居たお爺さん
「この子は一体どんな子だ?」
「ああ、その子ですね。筆記試験すべて満点、レベル10、魔力値千以上に中級魔法下位を使いこなす新入生ですが?」
「そんな事分かっている。ウォ―カと書いてあるが…。」
学園長が爺さんを睨むと、
「お察しの通りです。」
学園長は肩を落とす。
「やはりあの二人の子だったか。」
「はい。」
「はぁ~、まあ確実この子は確実Aクラスだね。」
「はい、Aクラスに入ってます。」
「そう言えば、クラス分けはどうなっている?」
この学園は、試験の時、高成績を出した順にクラス分けされている。
「クラス分けはAクラスが5人Bクラスは22人Cクラスは78人Dクラスは45人合計150人です。」
「Aクラスのメンバーは?」
「一人目はカナタ・ウォ―カ筆記試験S、実技Sの文句なしの生徒です。」
試験はE・D・C・B・A・Sでわかれている
Eが一番低くてSが一番高い成績になる。
「二人目はジェラルド・ローリー筆記試験B実技Sまあギリギリの子ですがウォ―カの子と互角ぐらいでしょうね。」
一応筆記試験もあるが、ほとんど決めるのは実技で決めるのだ。
「三人目はナターシャ・フォゼリンガム・パーカー筆記試験S実技A」
「その子は」
「はい、隣の国の次期王女です。」
「隣国の王女までも出来るとはな。」
「はい、私もびっくりです。」
「まあ、良いでしょう四人目は、スイラ・ルーサー筆記試験S実技Aこの子はウォ―カと同じ筆記は満点です。」
「五人目は、シェリー・フェリシテ筆記試験A実技AでふたつともAと言ってもSにとても近い成績を出してます。」
「今回は豊作だな。」
「そうですね。去年より全体的にレベルも上ですし、不作と言う事は無いでしょう」
ドン!
学園長は机を思いっきり叩くとこう宣言した。
「さあ、新学期の始まりだ。」
何かに挑む、まさにそういう心意気の表れだった。
「はい」
その声に対し爺さんは続くように返事をした。
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