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襲撃

「ったぁ!!あ゛-」

肩で息をして今にも死にそうな顔をしているジェラルド。

「ジェラルド、これくらいで息が上がるのか?」

それに対して息一つ上がっていないシリウス兼カナタ。

「シリウス、おまえは化け物だ!!こんなハードな帰り道、初めてだ!!」

「お褒めの言葉と受け取っとくよ」

家から学校まで約25分…か

「今度行く時は20分な」

「この、鬼~!!」

俺、化け物じゃなかったけ?

筋トレ…ガンバ(笑)

「じゃあなジェラルド、また明日。」

「お~明日」

「明日筋肉痛かな?」なんて声を聞きながらカナタは自分の寮に急いで戻った。時間は7時位だ、急いで戻らなければ。



「~♪」

スイラは気分良く本を読んでいた、やっと『私の妄想』という本の新作が買えたのだ。読み始めたのは5時くらいで読みふけっているいるうちに時計を見たら6時50分だった。

「お風呂、入んなきゃ」

ポチャンッ、水面に波紋が出来ていく。

この頃彼は帰ってくるのが遅い、多分私に気を使って帰ってこないのだろうと思う。多分彼はここの部屋を寝るだけにつかってるような気がする。なんか申し訳ないな・・・、そういえば、彼はこの部屋にいない間何してるんだろう。

「ハッ!!」

真剣に考えている自分にハッとして水面の水をすくい顔を洗った。

「私は何故彼の事を!!」

私は。シャワーよりお風呂派である。理由は、身体を包まれているような感じで心地いいからである。

と話をそらしてみるのである。

「あ、また」

ほわほわとした感情で頬を赤く染め上げてしまった。今日は久しぶりにのぼせてしまったようだった。

パリィーン――――!!


窓が割れれたような音がした。


のぼせた頭も


赤く染め上げてしまった頬も


真っ白になった。


「(なに?)」


「どこだ!!」

入ってきたのは9・・の忍。エスグラヴの第二隊であるが元々彼らは秘密裏に行動とする事が本職であり、気配を絶つなど造作もない事だった。その華麗なる技で正門をくぐり抜けこの場所にいる。

「捜せ!!」

「ぐはぁ!!」

その命令とともに一人が声を上げた。

「おい」

その方向を向くと桜色の剣を持っている一人の少年だった。

「あまり調子に乗るなよ。」



(スタスタスタ)

急がなければ、そう思っているうちに寮についてしまった。

パリィーン――――!!

窓が割れたのが見えた。

入っていく大勢・・人間・・

「くそっ!!」

カナタは、毒ずいてわきにさしていた刀を抜いた。



「おい」

(何故だ?)

部隊長は、理解ができなかった。

(連れてきたのは二十人以上・・・・・だぞ)

部屋にいるのは九人・・・と一人

「あと九人か・・・」

・・・あと九人・・・だと?

「おい、・・・あとの奴は?」

隊長は恐る恐る部下に聞いてみた。

「わかりません!!」

「ヒェェ――!!」

(グシャ!!)

混乱する部下の中、悲鳴が上がった。

「おのれ!!」

部隊の一人が向かって行った。

「よせ!!」

(グシャ!!)

・・・遅かった。

突っ込んだ兵士は剣の峰で外に飛ばされた、一瞬にして骨をばきばきに折られていた、再起不能だろう。

現在の状況は二十人以上いた部隊が七人しかいない・・・ほぼ壊滅状態だ。

どうする?

逃げることもできるが、母国に帰っても死刑、ならば・・・

「全員」

部隊長に一気に視線が集まる。

「王女を連れて撤退!!」

もう、居場所は絞られていた。

キッチンか、バスルームのどっちかだ。

俺は、近くのバスルームに入った。

「よし」

当たりだ。

王女は、洗面所で腰を抜かしていたらしい。

これなら簡単だ。王女の少女を脇に抱えた。

「ひぅ!!」

王女は声を上げるとすぐ気絶した。

なんだこいつ?

ついついそう思ってしまった。

まあいい多分、他の奴らはあの少年と応戦しているだろう・・・今のうちに。

と、バスルームのドアを開けたら。

「え?」

部屋の中心に彼が

・・・

・・・

・・・

・・・一人立っていた。

いや、一人だけ立っていた。

周りには、気絶しているだろう仲間たち。

目の前で気絶してるのは、五本の指に入る

「セントール」

少年はこちらを向いた。

「セントールって言うのか。」

そう少年が発言すると、すぐ下から声が出てきた。

「まあまあ強かった。」

「うっ!!」

鳩尾に一発剣の栂が入った。

嘘だ!!

王女を抱えて出るのに十秒もかかっていない

・・・なのに!!

「ここで終わるわけには・・・」

意識が朦朧とする中見えたのは少年の顔が赤くなるところだった。





彼女は、服は着ている。

服は着ているのだが…

服と言うよりパジャマか・・・もふもふが付いたパジャマである。こんなパジャマこっちでも売ってあったのか。

・・・服は、めくれてへそが見えている。

・・・ズボンは下がり少しあれが見えている。

思春期男の興奮材料だ・・・

・・・無防備な格好にパジャマ・・・

ああ、神よどうして私にこのような苦しい試練を・・・


俺の鼻と口の間をしたたる赤色の

「ヤベ、鼻血」

どうやら俺には刺激が強すぎたようだ。

そこらへんにどさどさ倒れている敵をかたずけて散らばったガラス破片をかたずける。部屋の中を汚したくなかったから気絶だけで済ませてる。

部屋の中だけだが…

あらかたずけだがまあいいだろう。

そして、

「し、試練だ・・・」

鼻血をティッシュで止めながら。彼女をベットまで運ぶ、何とか耐えきれた・・・と思った。

「ンッ」

寝苦しいのか彼女は身体をもぞもぞさせながらかすかな声を出した。非常に愛らしい小動物を見ている気分になってくる。

ダメだ。

(プシュ!!)

鼻から勢いよく出た鮮血はおれの手で受け止めれた。

戦闘の時のダメージよりこっちの方がかなりダメ―ジは大きかったとは!?

恐るべし女子!!

貧血の時のような感覚が来て少しよろけたがすぐ体勢を立て直した。

下で伸びている奴を回収するか、今の音を聞きつけてほかの学生が来てもらっても困るからな。

窓から降りて残らず伸びた奴を拾ったら森陰にポイッと隠した。

あとかたずけをやった後部屋に戻ると人影が見えた

「シリウスさんこれはどういう事でしょうか?」

げ…校長の秘書の…

「デアリン・リットナーです。これはどういう事でしょうか?」

現場を指さしながら質問されあたふたと呻いていると、

「明日早朝、校長室に来るように。」

カナタは「やってしまった」と後悔した。

(先に倒しとくべきだった。)




(コンコン)

今俺は校長室の前にいる。校長室だからだろうか?扉がとても大きくしっかりと装飾が施されている。

ここの三のアウラは学園の国として成り立っている。他の国の帝国主義の絶対王政との違いは、学校運営だけで経済を成り立たせている。まあ、要するに学園主義の国である。この国には学園がここセルフィア学園をふくめて4つある。

1、セルフィア学園

2、リーナスト学園

3、キールネア学園

4、スキィーテ学園

すべての学園にはその学園の得意とする教科があり。


セルフィア学園は、

     剣術や魔法・・・ 大体分かると思うが攻撃に特化している。


リーナスト学園は、

       技術発展や農業、大工・・・ 物作りや世界の技術の発展。


キールネア学園は、

     商業・・・ギルドや店を構える事が出来るように商業系の事を教えている


スキィーテ学園は、

     薬や回復術式・・・ 『人を助ける』をもっとーにしている医療にも優れている。


と、各学園に特徴があり、それぞれの学園がコミュニケーションを取り学園の国を支えている。

他国からも入学者がいるので、他国は手を出せないという事ではここが一番安全かもしれない。

「入れ。」

切れ長の目に堅苦しい服、威厳と誇りを背負っている校長

校長ジェシル・ヴィーズこの学園の四大柱の一人になる女校長だ。

「失礼します。」

呼び出されたのは理由はよくわかっている。

「昨日の事について話してもらえないかな?」

言える事はしっかりと言う

「はい、あちらが攻撃をしてきたので反撃した次第です。」

「ほう、では何故相手が攻撃してきたかもわからなかったと言いたいのか?」

いや知っている・・・だけど

「はい。」

「そうか、私を試しているのか?」

校長の目がまた一段と鋭くなった。

「嘘をついている生徒は顔でわかる。ナーゼル特にお前はわかりやすい。」

あら?マジで。

「こちらも少しはわかっているこれは緊急事態だ。お前が何故隠そうとしているかわからんが襲撃された事くらい話したらどうだ話したらどうだ?」

さすがに学校の事なので今置かれている立場は把握したいのか。

「そうですね。」

仕方ない、嘘ついてもばれる可能性があるから

「わかりました現場での話だけです。他の事は何も聞かないでください。そして俺の事もあまり話さないでください」

「ああ、わかっている。」

「今回、学園を襲ったのはエスグラヴの第二部隊です。」

「なに!!」

驚のも無理はない。戦争しようと言ってるようなものなのだから。

「エスグラヴは宣戦布告しに来たわけじゃありません。」

「じゃあなんのためだ?」

「それはお答えしかねます。」

「そうか…わかった。」

「では、失礼します。」

カナタは、スタスタとドアに向かった。

「待て!」

校長の声が室内に響く

「こちらとしては、生徒の安全を最優先させてもらう、門をこれから閉じる。だが、こちらもあんな事をされては黙ってられない少しの戦闘は参加させてもらう。生徒には戦わせない、こちらにもちゃんとした兵士はいる。本当は、ナーゼル、お前にも戦ってほしくない。」

生徒に戦いはさせたくないそんな気持ちは伝わってくるが・・・

「それはお答えしかねます。ただ極力戦わないつもりです。」

戦わないに越したことはないがこれは仕方のない事である。

カナタは、校長室を後にした。


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