同居人は・・・
「新入生のシリウス・ナーゼルです。以後、よろしくお願いします。」
「はい、ありがとうございます。空いている席についてください。」
人数が人数だから席は空きが多い訳なんだが…現状報告二十席ある内の五人座っているわけだが
・・・五人?
確か、前は俺をふくめ五人だったはずだが。
カナタは、周りを見渡し
ああ、なるほど、ソラ姉のように一人上がってきたのか。
「はい、わかりました。」
まあ、まずは席で落ち着こう。
「これでAクラスは六人になったわけだがまあ、楽しくやってくれ。それでは、クラスミーテングを終わる。」
「起立、気を付け、礼」
「「「「「「ありがとうございました」」」」」」
今日する事は、まず寮に入る事と現状を把握をする事。
まあまず授業だな。
カナタは久々の授業を受けた。
カナタはすべての授業が終わり教室を出た。
まずは寮からだな。
カナタは学生寮の方へ行った。
「すみません。」
カナタは、寮の受付にいた。
寮は、初等科、中等科、高等科と三つの寮に分かれており
カナタは、十三歳なので中等科の寮に入る。
中等科の人数は俺をあわせて七百十二人
初めの試験では百五十人だったが初等科の間は途中試験も簡単だそうで今じゃ七百十二人と言う最初の試験から四倍にも増えた。
クラス分けは
Aクラス…六人 Bクラス…百五十四人 Cクラス…四百五十人 Dクラス…百二人
となってる
前も言ったが初等科が七歳から十一歳、中等科が十二歳から十五歳、高等科が、十六歳から十九歳まで
五年間、四年間、四年間と別れている。
高等科が終わればこの学校を終了と言うことになる。
それからは、研究者なり冒険者なり商業者なり自由に職業を選べる。
まあ、しかしカナタはまず
「寮に入りたいんですけど。」
目の前には整った無精ひげの三十路過ぎのおっさんがいた。
「はいよ。名前は?」
「シリウス・ナーゼルです。」
「ああ、途中入学の?」
「はい。」
「わかった。」
三十路過ぎのおっさんは受付の奥に行きカギを持ってきた。
「二十五階の306号室だ。一部屋を二人で使うことになってる。まあ、まず部屋に荷物置いてきな。」
「はい、ありがとうございました。」
「ああ、だが部屋は変えられないからな。」
「はい。」
カナタはそう言うと、すたすたと自分の部屋に歩いて行った。
「ここか」
カナタは目の前の部屋がしぶんの部屋かを確認してカギを解除して中に入った。
中は、非常にシンプルで奥の両はしに一個ずつベッドがあり。手前の両はしにクローゼットが一つずつ置いてありベッドとベッドの間の壁に大きく窓がとってある。
同じ部屋の住人は、綺麗好きらしくほとんど物は見受けられないあるのはベッドに置いてある本と窓に置かれた黄色い花だけだった。ついでに入口の両端には風呂場とキッチンがつけられていた。
男なのに綺麗好きだな。
それがカナタが最初に思った事だった。
カナタは、持ってきた荷物を何も置かれていない方に荷物を置いた
クローゼットはの中に少し小さな机と椅子があったがそれがあってもクローゼットは広かった。
「これなら全部入るだろう」
カナタは全部詰めていった。
「よし、終わった」
夕食までまだまだ時間がある。
「まだ時間はあるし少し仮眠を取ろうかな。」
カナタは、今日、色々あったためとても疲れていた。
危険がつきもののあの小さな小屋で普通に寝ると言う事はあまりしなかったため大体、刀持って寝ている。
カナタは座って刀を持つと少しずつ瞼を閉じていった。
「~♪」
スイラ・ルーサーは少し機嫌が良かった。
いつも日課の魔術練習を終えて自分の部屋に戻っていた。
彼女が何を楽しみにしてるかと言うと、趣味は読書で昨日買った新刊の本を今日読むことにしていたからだ。
25階、スイラの部屋は二人部屋だったが丁度この学年が奇数だったため一人である。
しかし、対人恐怖症の彼女には丁度良かった。
「着いた。」
”私は、綺麗好きである”と彼女は思っている。
クローゼットに大体の物を入れてクローゼットの中以外なら窓の方にかわいい黄色の花を置いている。Simpleisbestである。
ガチャ!!
スイラが扉を開け、まず見たのは男物の靴、その先には自分と反対側にある刀を持ち目を閉じて座っている少年。あえて言おう彼はカナタ兼シリウスだ
先ほどもちょっとふれたように彼女は、対人恐怖症である。
「っ!!」
スイラは背筋に一瞬寒気がを感じた。
普通人に合ってこんな寒気はしないのだが、自分の部屋だったからだろうか?
話しかけられたような感じがした。
鼓動が速くなる、
4分の1だった鼓動がいきなり2分の1の鼓動に変えられたように急上昇した。
小声で何か言ったのだが自分でも何を言ったか見当がつかなかった、そのまま静かにしりもちをつき入口の扉で腰を抜かした。
それでも、少年は起きなかった。
スイラは、抜かした腰を何とか戻し少年へ近づいて行った。
いつもならすぐさま逃げたスイラだったが、何故か知らないがちょっとの好奇心で少年に近付いて行った。
「綺麗」
スイラは彼の髪を見てそう呟いた。
前の誰かに言った事を思い出した。
『でも彼はもう死んだ。』
そう思いながら彼の髪をなでた。
普通、スイラはこんなことはできなかったはずだが何故か彼にはできた。
「んっ」
彼が起きる。
スイラはすぐさま距離を取った。
鼓動が倍に倍に膨れ上がっていく。
「んっ」
カナタは目が覚めた
外はもう夕方だった。
目の前には・・・緑の髪の女の子?
何故、女の子がいるの?
これは夢か・・・
寝ていたカナタがやっと覚醒した
いや、夢じゃない。
カナタは、目を擦りながら
「誰ですか?」
女の子より彼女と言った方がいいだろう。
身長、150cm位かな?
「す……すみません。あ…あの…ここ…私の部屋・・・です…が。」
ん?このしゃべり方聞いた事がある。
……ああ、そうだスイラ・ルーサーだ。
彼女の護衛任務か・・・
でも、確かここは二十五階の306号室だよな。
「あのすみませんここは306号室ですか?」
「そう…です。」
あら?おかしいな?
「僕の部屋になりますが?」
「私の・・・部屋です・・・が?」
「すみません質問を変えましょう。あなたの部屋の番号は?」
「はい・・・306号…室…で…す」
「・・・」
「・・・」
しばしの沈黙が流れた
えーー
マジですか…
「あの…」
「は、はいぃ?」
スイラは最後の言葉が上がったが俺はもう気にしない
「他の部屋で男女が一緒に部屋を使う事ってあるんですか?」
「は、はい…あ、あります。」
えっ、マジ!!
カナタの頭には少しの間絶望した。
マジか~
男ならまだマシだったが、女子だなんて・・・しかも護衛対象だぞ!!
カナタは、そんなブルーな事を考え頭を抱えて現実逃避を図っていた。
「あ、あの~」
しかしそんな現実はカナタを逃避させないでいた。
「だ、大丈夫です。」
「・・・?」
彼女は、良く分からないというしぐさをしていた。
かなたは、現実逃避をやめ彼女に話し始めた。
「すみません。要点をまとめると私の部屋の番号は306号室であなたと同室と言う事です。」
「・・・」
スイラは、目をキョトンとさせ
1,2,3・・・サッ
スイラもまたうつ向いた
「う~っ」
彼女もまた現実逃避を図っていた。
「あ、あのすいません。今日からお願いします。」
カナタが遠慮がちに言うと
「はい。」
彼女は、少し涙目になりながらも今だけは普通に喋った。
この言葉のあとから続く言葉もなくただ沈黙と重たい空気だけがあった。
カナタはここにいても気まずいので下へ食事を取りに行った。




