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途中入学

「ん、はぁ~」

カナタは、寝なれたベットから腰を上げた。

「良く寝た。」

カナタは私服を着てすべての装備品を装備した。

「おはようございます。」

「おはよう、シリウスさん。もうすぐご飯ができるわよ。」

ん?そう言えば。

「と、旦那さんは、どうしたんですか?」

「ああ、あの人は『金が足りない』て言って二日間のクエストを受けているわ。」

そうか、だから父さんに合わなかったんだ。

「そうですか。じゃあ、今日、入学するんで一日ありがとうございました。」

学校は、一発合格すればその日に入学できるらしい。

「ええ、こちらこそ。そう言えばご飯はいらないの?」

善は急げ。

「はい、大丈夫です。では、行ってきます。」

カナタは靴を履き外へ出た。



久しぶりの校門だな。

校門に立っている警備員のような人に話しかける。

「すみません。」

「何だ。」

イカツイオジサンはぎろりとこちらを振り向き聞いてきた。

「途中入学の試験を受けたいんですが。」

「何歳だ。」

「13です。」

「・・・いいぞはいれ。」

ん?何だったんだこの合間?

「ありがとうございます。」

それはよしとして校門の端にある小さな小屋に入った

小屋の中は机と椅子があるだけだった。

「服以外荷物を置け。」

おとなしく荷物を置いた。

「よし、今から筆記試験を始める。」

今からですか。

「机の上に用紙は置いてあるそれをすべて解け。時間は30分だ。よ~い初め!!」

みっじか!!

俺は机に座り書き始めた。

なんじゃこれ!!

机の上には、6枚の問題用紙と回答用紙が二枚あった。

(これを三十分で)

『情報接続!!』

カナタは書いて書いて書きまくった。

「終了!!」

ふう、何とか書き終わった。

「・・・」

何で無言なんだろう?

「ちょっと待ってろ。」

…待つ事三十分。

おじさんが入ってきた。

「次は、実技試験だ。」

「はい。」

「俺を、手を使わずここで倒せ。」

「…はい。」

さっきで射殺せと。

「――!!」

カナタは大人が倒れるくらいの殺気を当てた。

「うっ!!」

おじさんは、倒れた。

「よ、よし次は荷物もってこっちへ来い。」

カナタは、学校の方へ連れて行かれた。





場所は校長室。

「ん?」

今かすかだが殺気を感じたような。

「気のせいか?」

「校長先生」

そこには、秘書が立っていた。

「なんだ。」

「どうも、途中入学の生徒が来たようです。」

「何歳だ。」

「13歳です。」

「・・・」

校長が黙ってしまうのも当たり前だ。

途中入学の生徒用に作られた試験用紙は制限時間三十分にもかかわらず六枚の問題用紙を解かなければならない。なので、十三と言う歳で途中入学したものはそう多くは無いというか学園長ですら見たことなかった。そう、すべて全員落ちたのだ。

「筆記試験の点数は?」

「それが」

「それが?」

学園長は聞き直した。秘書は戸惑いながらも自分の聞いた言葉を言った。

「満点です。」

・・・

「満点!!」

上の条件をふまえて当然の反応だと思う。

「今、校長室に向かってきているのでそこで面接を校長にしてもらいたいと」

校長は、少し考えた。

「いや、おまえに頼む。」

「いいのですか?私は厳しいですよ。」

「大丈夫だ。落ちたら『そこまでの奴だった』で済むだけだ。」

「そうですか。では、面接に行ってきます。」

そう言って秘書は出て行った。



「あー」

カナタは三十分近く歩いていた。

どうもおじさんは迷ったらしい。

「すまんな。何せ、学校に入るのは六年ぶりだからな。」

試験の時とは違い、おじさんの話し方が柔らかくなっていた。

「六年?」

そりゃあ迷うわけだ。

「ああ、六年前にこの仕事に着いたからな。その時に入ったきりほとんど学校には入った事がないんだ」

「へぇ~」

「まあ、次は面接だ。頑張れよ。」

「は~い」

「おっ、やっと着いたぞ。」

おじさんは、目の前の建物を指した。

指した所は懐かしい学園生活を送った初等科の校舎だった。

そう生活も送って無いんだが

校舎に向かっていると校舎の前に人影が見えた。

「こんにちわ」

「おはようございます。」

あ、シクッタ・・・

「おはようございます。」

あわてて言いなおした。

彼女は、門番のおっさんを手で戻るよう合図し話しかけてきた。

「はじめまして。私、校長の秘書を務めさせてもらってます、デアリン・リットナーです。あとあなたの面接官になります。」

「あ、はい」

絶対だめだった~

「では、3問ほど質問させていただきます。」

「はい。」

「では、お名前を教えてもらえますか?」

「シリウス・ナゼールです。」

「わかりました。では、レベルは何レべルですか?」

どうしよう?

言う?言わない?

「65レベルです。」

昔のソラ姉のレベルをカナタはいった。

「そうですか。非常に高いですね。」

「ありがとうございます。」

「続いて、何故、我が学園に?」

「そうですね~」

どう言い訳しようか

「楽しそうだった…から?」

「そうですか。では、最後です。この十三年間何をしてらっさいましたか?」

ですよねぇ~。

しかーし、きちんと考えてる。

「えーっと、父と修行をしてました。」

「詳しい場所は?」

「すみません、お答えできません。」

「そうですか。すみません私的質問ですが、この学校はどこで知りましたか?」

「実家に合った本で読みました。」

「そうですか。」

ふぅ~、何とかごまかせた。

「シリウスさん。」

「はい。」

彼女は手に持っていた紙に何かを書きながら。

「あなたは・・・合格です。」

よしきたー。

「ありがとうございました。」

「はい、こちらの契約書にサインをお願いします。」

差し出された契約書には、


======================

       合格


途中入学試験を合格した事をここに示す

また、学園での一層の精進を期待する


       校長:アンドレ・クリスト

      合格者: 

======================

カナタは、合格者の所に偽の自分の名前を書いた。

「はい、ありがとうございます。」

「そう言えば、自分はどのクラスに入るんですか?」

「言ってませんでしたね。あなたは、Aクラスに入ってもらいます。」

「はい。」

「あと、こちらが授業の教科書にカバンです。」

彼女は、隣に置いてあった大きな箱を指した。

「時間割はその箱の中に入ってます。授業は、九時から始まります。Aクラスの担任にも知らせておきますので時間は守ってください。」

「わかりました。」

カナタが返事をすると長いヒールを鳴らせながら帰って行った。



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