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2.皇子との密談



「アイツ自己肯定感低いから…」


皇子は遠い目をして言う。


「人望があって友達も多いのにこれっぽっちも自分が好感を持たれてるって言う自覚がないんだ」


「それに」

皇子は続ける。


「あのままだと結婚して奥方と子どもを大事にする良い父親になっても、自分が愛されてるとは思わないだろう?」


なんとなくイメージ出来た。


幸せな家庭を築いてもどこか自信なさげに笑う彼の姿。


ーーそれは嫌だなあ


想像した相手が自分でないことにチクリと胸が痛んだが、それは今の話とズレる気がして言葉を飲み込む。


「それはそうですわね」


そうして何とか、パットに自信を持たせよう。あわよくばエリザベスに興味を持ってもらおう(こちらについて皇子は興味がなさそうだったが)ということで話がまとまった。

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