私のダメなところも、貴方に好きになってほしいの!
私は飲み会で、気に入った男の子に酔ったフリして、こう言うと?
大概の男の子は、“私をかわいい”と想うらしい!
男って本当に単純でバカな生き物!
ちょっと気があるフリをしただけで、直ぐに自分の事を好きだと思うみたい!
まあ、だから簡単に男を釣る事が私は出来るんだけどね。
でも中には? 警戒している男の子も居るの。
そんな時は、私は少し遠目で彼を見ているようにするの!
その方が、警戒心が強い男の子は、私が気になって彼から話しかけてくる
ようになるわ。
・・・こんな感じでね!
『・・・な、何回か、僕と目が合ってなかった?』
『えぇ!? 気づいてたんだ! なんか恥ずかしいな。』
『別に恥ずかしがる事じゃないけど、やたら接近してくる女の子や
スキンシップの多い子よりは僕はマシだと思うよ。』
『えぇ!? じゃあ、女の子に触られるのは嫌なの?』
『そうじゃないけど! あんまり触られると嘘くさくない?』
『“へーえ、キミはそういう女の子に、引っかかったりしないんだ~”』
『まあね! やっぱり一途に僕の事を想ってくれる子がいいしさ!』
『男性でもそう想うんだ! 女の子は男性にそう想ってほしいんだよ。』
『男だってそうだよ! お互い想い合える相手がいいよね!』
『そうだね! 私も久嗣クンと同じ。』
『僕の事を分かってくれるのは、ひよりちゃんだけだよ。』
『“私達、気が合うね!”』
『うん。』
結局! なんやかんや言って、こういう私みたいな女に落ちる男。
簡単には女性に、誘惑されてないんだぞってところを見てほしいだけ!
でも最後は、落ちるんだったら一緒じゃん!
その日、私は彼と飲み会の後、二人で○○ホテルに行って朝を共にしたわ。
・・・それと? 彼とはその後3カ月経ったけど、連絡もないし会って
もないわ。
いい加減なモノよね? 一途な女性がいいと言っておいて、簡単に
抱ける女を彼は選んだのよ。
そもそも、あの飲み会の時に彼に彼女が居たのかも知らないんだけど。
まあ、どっちでも私はいいわ! どうせ遊びだし!
私と付き合う男ではないと瞬時に分かっていたしね。
*
また、更に10か月。
何度か飲み会に参加して、やっと私は一人の男性と付き合う
事になったの!
その時も、私はあの言葉を彼に言ったわ。
『私のダメなところも、貴方に好きになってほしいの!』
この言葉って? “飲み会で、酔った女が男に言うと、、、?
魔法の言葉のように必ず男は引っかかるの!”
大概の男は、私の顔をデレデレして見てこう言うしね!
『かわいい~』
その後は、やたらと○○ホテルに誘ってくるんだけど、、、!
ただヤリたいだけじゃん!
私を簡単にデキる女だと思ってない?
私は好きな男性としかしないってもう決めたんだから!
この願いは、やっと叶ったわ!
この男性が私の運命の人なんだから!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。