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(2-1)

(差別表現はありますが、著者には差別の意図はありません)

(暴力的な言葉遣いがあります。あらかじめご了承ください)

本日午後2時ころ、都内病院にて、日本優先党党首佐倉真と密談したときの様子。



「佐倉さん、こんにちは」

「おぅ、不座君。元気そうだね」

「はい。まぁ、元気だけが取り柄みたいなもんです」

「いやいや。おれに取材できるだけでも、偉いと思うよ」

「はい。佐倉さんを取材できるのは、光栄なことと思います。

ところで、病状はいかがでしょうか?」

「うん。もう退院だよ。退院後は12種類のお薬もらって、なんとか症状をおさえていくしかないんだけどね。表向きは、心臓の動きが少し悪いとだけ伝えておくよ。シンゾウはシンゾウでも、あっちのシンゾウではないんだけどね」

「あはは。あれだけ裏支持して、裏献金して、加計問題ですからね。佐倉さんも、橋下さんも、頭くるでしょうね」

「おれはそれだけじゃないよ。天敵、論敵のハシシタとも手を組んでいるというだけでも頭にくる。まぁ、もっともシンゾウ君の立場に立てば、改憲できるんだったら、維新だろうが、公明だろうが、民進だろうが、どこでもいいんだろうけどさ。優先党は一部行動する保守の支持は得ているが、国会の議席はゼロだからなぁ」

「やっぱり数ですね」

「そう数だな。オカズだよ。

まぁ、加計問題にしても、なにも説明できないやつだからなぁ。いざ改憲ともなれば、なにも説明できんのは明々白々たる事実だろう。護憲派の野党にボコボコにされて終わりだろ。あんな下痢。

都議会選でも、都民ファーストに敗れて当然だよ。もっともおれはファーストを支持なんかしていないけどね。という以前に優先党は共産党より得票数比べ物にならんほど、少なかったわ」

「なんか自虐ネタというか、弱気ですね」

「病気のせいかもしれん。でもなぁ、目的果たすまではおれは死ねんよ」

「そうですね。佐倉さんにとって。安倍さんにとってもでしょうけれど」

「改憲では一致するし、目的も一致してるけど、やつはかえって護憲派に利敵行為となるようなやつだ。さっさと改憲派からたたきだしたい。最初はうまくやれるかなと期待しておったんだけどな。とんだアホだったわ。前のときはやつに興味もってなかったけど、カムバック内閣ではやりそう、やれそうだと思ったんだけど。期待したおれがアホだったんだ」

「安倍内閣の支持率も急落しましたね。読売新聞の調査でさえ低下してます」

「うん。このまま低下したらいいと思う。持ち直さないほうが日本のためかもしれん。あんなやつに憲法語らせるべきではないんだな」

「しかし、もっとも改憲に意欲のある総理ですね。ここ最近の総理大臣のなかでは」

「アホの証拠だろ。改憲よりやるべきことがあるはずなんだろうが、優先順位間違っている。しかし、本当に改憲しきるんだったら、いいよ。おれにとってはね。愛国者にとっては。できんのだったら、かえって邪魔だ。しかし、まぁいい。改憲はいずれにせよやるよ。おれは、優先党はビアホール一揆してでも、政権をとる」

「佐倉さんらしいですね」

「それ以外、おれにはなんにもないのかもしれない」

「改憲の目的は全面戦争なんですね」

「そうだよ。それ以外ないよ。平和がいいなら・・・」

「佐倉さん。前回の記事で、コメントがつきました」

「お、そうか」

「いかがしましょうか?」

「そうだな。読んでくれたまえ」

「では読みます。

え~。漢字の読みがわからないので、内ひとつを代表して名前を呼びます。干しさん。


『なんというか・・・

もうちょっと隠したらどうなんです?

作者の方がどっち側の人なのかまで分かる内容なんですが・・・

ほんと極論好きですよね・・・貴方達・・・』


以上です」

「なんだ、それ。相変わらずつまんねーな。いや、待てよ。いいコメントなのかもしれない」

「と、いいますと?」

「おれもとりあえず、不座君の投稿は読んではいるんだよ。しかし、読者に対して、ここで語られることの背景について、説明しないまんまだったんじゃないか?」

「はい。最初から佐倉さんの供述の主要部分をダイレクトに投稿してきました」

「そうだな。ではおれから語ろうか?」

「はい。ではどうぞ」

「そもそも、不座君がおれを取材したいと言ってきたんだな。ヨシフ・スターリン・アリタによって、ヘイトスピーチ規正法が制定され、在優会が活動停止に追い込まれ、おれが2016年東京都知事選に出馬し、落選したその過程ころに、おれに食いついてきたよな。

おれは、まぁ最初は不座君を相手にしてなかった、あんまり。無力、無名な左翼文筆家としてしか思っていなかった。

しかし、同時並行におれは少しずつストレスもたまってきていた。

もちろん、ネット右翼、ネット保守を取り込まなければならないのが第一義的なことではあるが、

バカ相手にやっているのも、ときどきしんどくなる。

そのときに不座君のことをふっと思い出したんだよ。

右の連中だと、まず左のもの書きのサイトや出版物は読まないし、かつ不座君はほとんど知られていない。まぁ、おれの支持者が読むことはありえん。

おれのツイッターで、ネトウヨなんぞといったら、すっごくアレルギー出すだろうから、こんな言葉は直説法では使えない。しかし、不座君の取材を受ける分には一向にかまわん。ネット右翼はまず読まないだろう。つまり、おれにとってはストレス発散の痰壷みたいに、本音をいってやろうと思ったまでさ。だから、自分のブログでは、パヨクや在チョンの悪口たくさんいってるが、不座君の取材には、ネトウヨの悪口をたくさんいってる。実際、おれの身近にいる分だけ、アホさ加減をみることが多いのはネトウヨのほうなんだよね。

もっともアホだから、騙せるし、簡単に教化できるんだけどね。

だから、コメントの『隠したら』という部分だよね。

隠すというのは普段やってんだよ。自分のツイッターでは。

しかし、隠してばかりだとストレス溜まるから、不座君の取材には、隠さないで本音をいってるわけさ。

え~っと、あとはなんていってたんだっけ?」

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