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春夏秋冬
「まって!」
「君は・・・」
「この手紙、正直迷惑」
「・・・・」
「君の願いが叶いますように、って言うだけ言って、私の事何も知らない癖に」
「ごめん・・・なさい」
「・・・私、冬深美桜、君の名前は?」
止まっていた心の秒針は物凄い勢いで動き始める。
うっすら積もった雪さえも、一緒に溶かしてしまう程に。
「僕は・・・」
次の春には、どれだけ彼女を知ることが出来るのだろう。
こうして、また春がやって来る。
そしてめぐる季節に、ひとつの節が芽生えた。
「まって!」
「君は・・・」
「この手紙、正直迷惑」
「・・・・」
「君の願いが叶いますように、って言うだけ言って、私の事何も知らない癖に」
「ごめん・・・なさい」
「・・・私、冬深美桜、君の名前は?」
止まっていた心の秒針は物凄い勢いで動き始める。
うっすら積もった雪さえも、一緒に溶かしてしまう程に。
「僕は・・・」
次の春には、どれだけ彼女を知ることが出来るのだろう。
こうして、また春がやって来る。
そしてめぐる季節に、ひとつの節が芽生えた。
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