閑話休題 ジェルディアガについて~竜たちの種類
ジェルディアガに関する設定集、現時点でのラスト
登場する七つの竜の種類についてです。
■【火竜】
元は南方にいた竜人族。炎天下でも長期の活動が可能な様に体内に水分を蓄える性質があり、堅い鱗で蒸発を防いでいる。それが作用して超高熱の中でも平気。反面、鱗の形状の関係で水の中では廃熱器官に影響が出やすく、身動きが鈍る。
高熱に耐える皮膚がある事で鍛冶屋やガラス職人など高熱関係の職種が多く、魔術攻撃の多くに耐性・退避が可能なので軍務関係につく割合が他竜よりも多い。
性格傾向:好奇心旺盛
基礎の鱗の色:赤
基礎の瞳の色:紫
■【地竜】
元は四季のある地域にいた竜人族。毎回変わる季節は取れる食料も狩れる動物も異なり、一年通して食べられる保存食を必要とした経験から薬草学に長け、衣食住に関する植物全般に精通する。
風雨に晒されるわ飢饉に襲われるわで進化した結果、飲み食いせずとも長期間耐えうる肉体を持ち、並大抵の自然災害でも生還出来る強固な鱗を持つ。
皮膚が硬く、体内に栄養を蓄える為に重いので飛行が苦手。後方支援または防衛任務につく事が多く、学者や参謀、食料生産者などの長期作業関連の適正者が多い。
性格傾向:自由奔放
基礎の鱗の色:緑
基礎の瞳の色:黄
■【水竜】
水があって砂漠地帯でなければどこの地域でもそれなりにいた竜人族。集団性が強く、狩り場に対し個対数が増えると数件の家単位で分かれるのであっちこっちに里が出来ていた。
鱗はとても滑らか、水の中では魚の様に高速移動が可能なので漁師として暮らしていた。
移住後は水生特化を生かし貯水工事や海戦など水に関係ある様々な分野で活躍。
炎天下に長時間いると鱗から水分が蒸発し続け衰弱してしまう為、日頃から水分をまめに取り、生活に余裕があれば魔術道具で水分の蒸発を防いでいる。
性格傾向:純情
基礎の鱗の色:青
基礎の瞳の色:青
■【風竜】
元は山岳地帯にいた竜人族。外界から隔離されていた為に独特の文化を持ち、箸と呼ばれる二本の棒や独特の固有名詞、名字を持たないなど、大陸の外からやって来た移民の子孫と思われる。
野の獣から身を守る為に高い場所に里を構え、飛行能力に特化した。鱗は極力薄くて軽く、風の抵抗を無くす為に極限までシャープな肉体と翼の数が二枚では無く四枚なのが特徴。夜間でも活動できるよう夜目が利き、翼を折りたたむと全体が小さくなる。
反面、鱗が薄いので防御力が弱い。
複数で狩りを行っていた為に仲間意識が強く、連携が得意。飛行能力もトップクラスを誇るので連絡員や諜報員としての適性が高い上、広い視野で艦隊・商隊など大人数への指示・参加を効率良く行いやすく、民間なら商人として、軍事なら風の扱いに長けている事から操舵技術に適正を見出し海軍上層部に名を連ねる。
性格傾向:博愛
基礎の鱗の色:紫
基礎の瞳の色:赤
□【光竜】
火竜と水竜の混血、超火炎を耐え水中を高速移動する鱗を持つ。
かつては最前線に立ち、大抵の魔法攻撃を無力化して水中からの奇襲を行う為に突撃用員として重宝されていた。
現在は【種族維持法】の解釈として戦場へ出る人物は減り、政治家や芸術家として活動する者が多い。
性格傾向:純真
基礎の鱗の色:黄
基礎の瞳の色:固定無し
□【闇竜】
地竜と風竜の混血、過酷な地域でも耐え抜く肉体と高速移動が可能な四枚の翼を持つ。
かつては高い飛行能力から来る攻撃と強靭な肉体によって単独の長期間潜伏任務を可能としていた。
現在は【種族維持法】の解釈として戦場へ出る人物は減り、内政面の仕事に就く者が多い。
性格傾向:豪快
基礎の鱗の色:黒
基礎の瞳の色:固定無し
□【白竜】
光竜と闇竜の混血、各六竜の能力を最大限に引き出す事の出来る竜の中の竜。
最強の力を持つが故、個体数を制限されている。詳しくは【白竜王家】を参照。
性格傾向:慈愛
基礎の鱗の色:白
基礎の瞳の色:固定無し
人によって鱗と瞳の色は様々で、同族の間でもグラデーションが豊富。特に瞳の色は「それが多い」という程度で、赤い目の闇竜がいれば紫の目の地竜も存在する。
□の竜人達はそれぞれ原種となった竜の特徴によって『風竜系の闇竜』『水竜系の光竜』『闇竜系の白竜』などと呼ばれる。




