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サイコロの謎

 時計は13時をさしていた。その時計の下で今回の被害者、渡辺穂(24)が被害者の妻によって発見された。近くにはサイコロが落ちており、出目が6になっていた。また、周りに広がっていた血液に普通ではありえないほどの水が含まれていた。死因は鈍器による撲殺だろうと鑑識が話していた。

 

 警察が重要参考人として事情聴取をしたのは、被害者の妻であり第1発見者の渡辺美樹、被害者の隣人とよく揉めている姿を目撃されていた南原海斗、被害者と中学校時代からの親友で最近被害者から金を借りている太田博の3人だった。


 まず、話を聞いたのは渡辺美樹だった。話を聞くと朝から昼過ぎまで友人とデパートに行っており7時から11時くらいまでのアリバイを自供しており、確認も取れた。しかし、11時以降は1人でいたといいアリバイは取れていない。その後、被害者を発見したという流れだった。


 渡辺に話を聞いた約1時間後、被害者のまた、死後硬直の関係から死亡推定時刻は8時くらいだとも言っていた。


 次に話を聞いたのは、太田博だった。太田はその日午前中は家にいたと言っており証拠は何もなかった。しかし、午後は散髪屋と映画館にいたと言っており、確認が取れた。


 最後は南原海斗に話を聞いた。南原は1日中家にいて、⚪︎-NEXTで映画を見ていたと話しており今閲覧履歴を確認している。

 すぐに結果が出て死亡推定時刻には何も見ていないことが判明した。しかし、近くのコンビニの防犯カメラを確認すると南原が死亡推定時刻の1時間前に車で外出している姿が映っていた。


 警察署内では3人の中で南原が怪しいという意見が高まっており3日後に逮捕するということになった。

 

〜〜〜〜〜3日後〜〜〜〜〜

 N⚪︎Kの朝のニュース速報で渡辺穂さん殺害事件の犯人が逮捕されたと報道報道された。

『渡辺穂さん殺害事件の犯人として渡辺美樹容疑者を逮捕した。』 と。

 

 最初は死亡推定時刻にデパートにいたため殺害は不可能とされていたが、死後硬直を遅らせるトリックをつかったため犯人だと分かった。その決め手はサイコロだった。これは時刻を表しておりそのトリックは氷で冷やすというものだった。氷で体を冷して死亡推定時刻をくらせていた。なので、水が広がっていたということだった。このことを渡辺美樹に話すと、全てを自供した。動機は離婚を切り出されたということだった。


 また、怪しい行動をしていた南原は部屋から大麻が見つかったことで大麻取締法で逮捕された。事件当日外出していたのは、売人から買うために外出していた。

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