表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
右眼の魔眼使いは最強な様  作者: 桜本本神
1/3

最強になった。と思っていた。

下手くそ注意

朝。僕、アルロス-セフワンティブの朝はカーテンを開けるところから始まる。

こうすると目が覚めるんだ。


そしたら風呂に入って、朝ごはんを食べて、

外に出て木の上に登り、弓を構えて獲物を待つ。


そうだ。狩りだ。


僕の家は森の奥深く、一番深い所で暮らしている。

代々指名手配犯として名を挙げられるが捕まったことはない。


なんせ、思った願いが叶えられちゃうんだから。


もちろん、無制限とかいうチート能力じゃない。

大きければ大きいほど、それ程の“代償”を支払わなくちゃいけない。

国家転覆だって出来ちゃうし、年齢だって自由に変えれる。

なんでも出来るんだ。一部を除いて。

セフワンティブの名前を出さなければバレることはまずないだろう。


国家だってこんな人間敵に回したく無いだろうし関わりたくもないだろう。

けれども僕達の懸賞金を狙って森の中に突っ込んでくる奴が跡を立たない。

だからそんな奴らを僕達が“殺す”んだ。

おっと、早速懸賞金目当ての獲物がやってきた。


???「おい…こんなとこに人が住めんのか…?少なくとも俺には無理だぜ。」


獲物が近づいてくる…10人程度か?


???「絶対ここに住んでるわ!だってもう200年見つかってないのよ!?さらにここは政府が探索しようとしても結果が一回も出たことないのよ!絶対何かあるわ!」


???「それについては私も同感です。早く指名手配犯なんて捕まえて大富豪になりましょう。」


獲物は8人…余裕だな。


彼にはそれほどの余裕があった。

あったはずなのに。


まず、狙いを定めて…

パシュ!

見事命中した。一枚仕留めた。

仲間の1人が叫ぶ。


???「きゃああああああ!?!!?!??」


???「落ち着け!ただの奇襲だ!まだどこかに隠れてるかもしれないぞ!!」


円陣を組み剣を構える獲物たち。あと7匹。


木から降りる。…バレたか?


???「貴様は何者だ!!返答次第では貴様を殺すことになる!」


バレたか…まあいいか。


アルロス「僕ですか!?!?分からないです!気づいたらここにいて…」


???「嘘をつくな!!12歳もの少年が無傷であんな木から飛び降りれるわけないだろう!」


嘘なんかついてないんだけどな…物心ついた頃からここにいて戦術や技能を叩き込まれただけなんだけど…


まあいいか。さて、茶番は終わりにしよう。狩りの時間はまだ終わっちゃいない。


別の木から1人降りてくる。

…そして3人の心臓を一瞬で突き刺した。


獲物は気づいたとき時には一刺しだった。

???「ま…まっ……て…くだ…」

やっぱり剣術は尊敬するな。


アルロス「遅いよ兄さん。」


「悪い悪い。少し用事があってな。」

彼はセントリッジ-セフワンティブ。俺の二個上の兄さんだ。


圧倒的な差を見せつけてしまったからな…もう相手は放心状態だ。

獲物「やめて…やめてちょうだい…」

獲物「頼む!俺だけでも逃してくれ!」


1人だけ諦めていない奴がいるな。


アルロス「僕と手合わせしますか?」


獲物「是非お手合わせ願い申します。」


まず間合いを開ける。そしたら弓で一発だ…!

そんな甘い考えは通用しなかった。


???「殺し屋さん。遅いですよ。」

なっ!

あの一瞬で俺の真横まで踏み切った!?


???「さようなら。」

だめだ。切られる!

そう思った刹那。相手の首が落ちる。


危なかった。兄さんの介入が無かったら僕は死んでいた。


アルロス「た、助かったよ。兄さん。」

セントリッジ「…大したことはない。」


危なかったが無事勝てた。やはり兄さんは強いな。


アルロス「兄さん。こんなに醜い動物は人間だけだよ。自己中心的で、何も考えはしない。」


セントリッジ「…」


少し黙って兄が口を開けた。

兄が獲物にひとこと放つ。

セントリッジ「やっぱり人間(お前ら)って面白いや」

ザシュ

悲鳴が辺に響き渡る。


兄が言い放った言葉は無慈悲で、とても面白い言葉だった。

アルロス「さて兄さん。帰ろうか。」


セントリッジ「ああ。後処理は僕がしとくよ。」


家に帰ったら何しようかな…アイスでも食べるか!

そんな事思っていた時だった。

セントリッジ「お前も一緒にな。」


……


アルロス「……どう言う事だ?兄さん…」


僕は腹部から大量の出血をしてしまった。


セントリッジ「簡単な話。お前は落ちこぼれ。さっきの狩りを見て確信した。お前はこれ以上強くなれない。」


アルロス「そんなの…まだ、分からないじゃないか…!僕はまだ12歳だぞ!?」


そうだ。兄より劣っているのも自覚してた。なんでも出来るって思ってた。兄との差なんてすぐ追い抜かせるって…だから!


セントリッジ「お前は何か重要な事を知らないようだな。」


アルロス「…どう言う事だ。」


会話をしているうちにも出血はどんどん増していく。


セントリッジ「お前は。セフワンティブ家じゃないって事だ。」


…どういう、ことだ、?


アルロス「…嘘だ、そんな訳がない、だって、この家で育ってきたんだ、!」


セントリッジ「話を最後まで聞け。お前は逃げてる途中で拾ったとお父様が言っていた。センスはあるが優越感に浸りすぎる。俺はこれ以上強くなれないとさっきの戦闘を通して思った。だから切った。」


アルロス「なんでだ…僕はセフワンティブ家の、」


セントリッジ「そこだ!」


心臓が締め付けられるような覇気。

僕のものとはまるで違う。桁違いだ。


セントリッジ「そう言う事だ。お前はもう死ぬ。それじゃあな。」

兄は飛び去ってしまった。」


「…………」

「………」

「ご……め……さい…」

また来世があるのなら…僕は…世界の最強になって見せる…!

…………神様!お願いだ!僕に力を分けてくれ!ほんの少しでいい!僕が悪いのは分かってる!

……自己勝手で、何も出来なかった僕。だけど、今度はやって見せる。

世界を平和に………してやるんだ。


もし叶うのなら…次は本…気、で、やらせて…もらう。


そう言って僕は命を引き取った。


西暦2448年

ある一つの家庭に命が生まれた。

それは昔の記憶を持って生まれたある青年のことだった。

魔法と剣が無ければ魔王軍に支配される世界で。

ある1人の勇者のお話。

初心者ですので何かアドバイスなどあれば教えて頂けると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ