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マギカ ヴィジレス  作者: アロマセラP
エピソード1
22/23

第3章 買われる子供たち5

「あら、七海じゃない。どうしたの?」


「この間の」


そこまで言って、洋子の隣に座っている優花の存在に気が付いたようだ。


「とりあえず皆さんを集めて話をしたいので」


「わかったわ、君彦はそろそろ戻ると思うわよ」


「了解です。玲香先輩と幸也は外ですか?」


確か二人は1時間くらい前に出ていったはずだ。


「ええ、この前の現場見に行くと言っていたわ」


それを聞くと、七海がスマホで電話をしながら休憩室を後にした。


「ごめんなさい、呼ばれちゃったからまた後で」


「あ、いえ、大丈夫です。お仕事頑張ってください」


優花は軽く手を振り、送り出してくれた。




「で、この間の薬物なんやけど」


工房には魔術局の7人がそろっていた。


「玲香先輩と幸也には話したけど、合成麻薬。効果はそこまで強くはない」


「でも、それだとおかしいのよね」


洋子の問いに七海は頷く。


「はい、なんで何かしらの魔術が施されているとみて、調べた結果」


七海は1枚の紙を出した。


「非魔術師に対して、効果以上の作用が働くような魔法が検出されたわけで」


「非魔術師限定?」


「はい、そして逆に、魔術師には作用しない、無毒化される魔術が施されていたというわけです」


「なぜ、そんな魔術を」


部長が問うが七海は首を横に振る。


「それは、わからへんけど」


「あいつらは、実験は成功したと言っていました」


全員が幸也の方を向く。


「そして、その薬物の聞かない女性を欲しがりました」


「ということは、これは魔術師の選別のために作られたものということか?」


魔術師には効かず、非魔術師には強い中毒症状を出す。魔術師を探し出すために作られたと考えるのが妥当だろう。


「でも、それなら、非魔術師に対して強く作用する意味はないのではないか?」


頷く。


「なので、これには魔術師の選別以外に何か意味があったのではと考えます」


「それ以外の意味、か」


部長が資料を見ながら考え込む。


「魔術師たちの夜のために」


ポツリと玲香が呟く。


「もしかしたら、魔術師以外を排除しようとしているのでは」


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