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図書館。

シルバー。

作者: caem


 真っ赤に染まる前に あまりにも眩しくて


 立ち尽くしてしまうと 片手なんかじゃ足りなくて


 それは夕焼けと 真っ昼間の境い目だったのかな


 自転車置き場がながながと つらなっていた脇みち


 勢いよくかけぬけてゆく 追い付けやしない電車に


 重い荷物を交互に 買い物帰りの辛さを忘れてしまうほど


 ぽつぽつ歩く 往復一万歩にも満たない ゆるやかな日々に


 年老いていただろうか 同じようにして 老犬の後ろから


 それは夕方になるまでの 有意義なひとときかな


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