第1話『全ての始まり』
俺の名前は死神ユウキ。
死神と書いて『デッドマンズ・ウォーキング』と読む。
どこにでもいるごく普通の高校二年生だ。
そんな俺だが、とある秘密を抱えている。
それは親友のKENTAだ。
「おーいデッドマンズウォーキング!」
KENTAが来た。
こいつは親友のKENTA、超絶イケメンだが本名は誰も知らない。
昔ディズニーをロケットランチャーで爆破したらしいが、とても本当とは思えない。
あとテストは全教科満点なのに梅を英語で書けない。
「貴様か、KENTA……よく来たな」
「へっ、よせよ。今日は運命の聖戦の日だろ」
そう、今日は運命の聖戦の日なのだ。
人類の存亡を決める天使と悪魔と人間の聖戦が、今火蓋を切って落とされた。
「うぉぉぉぉぉぉ!」
KENTAと俺は飛び出した。
俺は相棒の日本刀の『ゴッド・キル・ソード・マークII』を、KENTAはロケットランチャーを持って。
血と汗と硝煙の香りが漂う戦場で、俺達の伝説が幕を開ける━━━━━━━━━━━━━━━。
「ハハッ」
住処を破壊された米国の世界一有名なネズミも。
「へアッ!」
ヤク中ヒーローの阿片ジャーズも。
世界中の誰もが息を飲む聖戦。
漆黒の黒き翼が月を隠す時、世界に災いが降りかかる!